「鬼滅」トップテン入り 年間大賞ならず、今年の“流行語”
「2020 ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)のトップテンが1日、発表され、社会現象ともなっている少年漫画「鬼滅の刃」が選出された。受賞者は作者の吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんだったが、本人は壇上に現れず、集英社の週刊少年ジャンプ編集部の中野博之編集長が代理を務めた。
選出背景について、司会者は「ファン層は子どもから大人まで幅広く、女性ファンが多いのも特徴。上映中の映画もすでに200億円の興行収入を突破。単行本もシリーズ累計1億部を突破したという。ブームが下火になる気配はなく、人気作ともなれば、連載が長期化しがちな少年漫画の世界で、物語を上手く畳んだ作者の潔さも注目された」などと語った。 中野編集長は「このような名誉をいただいたのは、吾峠先生の圧倒的な努力と想いはもちろんだが、アニメーションをはじめ、『鬼滅の刃』を日本中、世界中に広げるのに手助けしていただいた多くの関係スタッフのみなさま、そしてなによりも老若男女、『鬼滅の刃』読んで、観て、愛して、そして話題にしてくれた、たくさんのファンのおかげ」と述べた。