ウイリアムズ、アブダビGPのFP1に育成ドライバーのブラウニングを起用。シーズン後のテストにも参加へ
ウイリアムズ・レーシング・アカデミーのドライバーであるルーク・ブラウニングは、来週のF1第24戦アブダビGPの金曜フリー走行1回目と、ヤス・マリーナ・サーキットで実施されるシーズン後の若手ドライバーテストに参加する予定だ。アブダビでのFP1参加はブラウニングにとってF1の週末へのデビューとなり、ウイリアムズにとっては、義務となっている今シーズン2度目の若手ドライバーによるセッションとなる。 【写真】2024年FIA F3第1戦サクヒール 優勝したルーク・ブラウニング(ハイテック・パルスエイト/ウイリアムズ育成) ブラウニングは、2024年に目覚ましい活躍を見せ、FIA F3で印象的なシーズンを送った。この若きイギリス人は、シュピールベルグとシルバーストンでポールポジションを獲得し、サクヒールとシュピールベルグでのフィーチャーレースで2度の優勝を飾った。彼は安定したパフォーマンスでモンツァでの最終戦までタイトル争いに残り、ランキング3位でシーズンを終えた。 F3での成功に続き、ブラウニングはバクーでARTグランプリからFIA F2にデビューした。彼はデビュー戦でポイントを獲得し、適応力とスキルを披露した。ブラウニングは、F2の最後の2ラウンド(ルサイルとヤス・マリーナ)にもARTから参戦を続ける。 「アブダビで初めてウイリアムズのF1マシンをドライブできることは光栄だ」と、22歳のブラウニングはコメントした。 「若手ドライバーテストだけでなく、フリー走行にも参加できる機会を得られたことは、信じられないほど特別なことだ」 「ウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの一員である僕の成長をサポートし、FW46を託してくれたウイリアムズ・レーシングの人たちに心から感謝している。この機会を最大限に活用できるよう、全力で準備をするよ」 ブラウニングがアブダビのレースに参加することは、ウイリアムズ・レーシングがアカデミーを通じて若い才能の育成に注力していることを浮き彫りにしている。このプログラムには実績があり、元メンバーのフランコ・コラピントが今年のイタリアGPでローガン・サージェントに代わってF1に昇格している。 ウイリアムズのスポーティングディレクターを務めるスベン・スミーツは、ブラウニングの進歩と、次のステップへ向けた彼の準備が整っていることを称賛した。 「ルークはF3で素晴らしいシーズンを送った。F2への移行も難なくこなし、バクーでの初参戦から好成績を収めた」とスミーツは語った。 「彼は今年1年、開発作業を通じてチームに重要な貢献を果たし、理解力、成熟度、レース技術において急速な進歩を示した」 「我々は、ウイリアムズ・レーシング・アカデミーのドライバーとしての次の成長ステップとして、ルークにアブダビでFW46をドライブする機会を与えることを楽しみにしている」 [オートスポーツweb 2024年11月29日]