愛知「住み続けたい街ランキング2024年版」住民評価1位は覚王山が連覇!
そして、前回67位から9位にランクアップした名鉄瀬戸線の「清水」も要チェック。2019年~2020年に、一駅隣の「尼ケ坂」との約500mの間の高架下に商業施設『SAKUMACHI商店街』が誕生し、駅から駅の間を歩きながら、飲食やテイクアウトを楽しめるようになった。小規模保育や学童保育施設、おしゃれな駄菓子屋などもあり、子どもの笑い声が響く環境に。名古屋の人気デザイン集団「EIGHT DESIGN」が担当した個性的な建物と、春は桜並木が楽しめる注目スポットになっている。名古屋市北区に位置するが、東区の高級住宅街である白壁エリアも徒歩圏で、一帯には閑静な住宅街が広がる。
愛知県内の住民が住み続けたい“自治体”もチェック!
「住み続けたい自治体」の1位は、前回に引き続き長久手市。「住み続けたい駅(街)」2位の「はなみずき通」や13位の「杁ヶ池公園駅」を含む街だ。長久手市は50年にわたり人口増加が続く街であり、令和6年1月1日現在の総人口は61082人で、住民の平均年齢は41.3歳(長久手市参考指標)という「日本一若い街」のキャッチフレーズを持つ。
2022年11月より、『愛・地球博記念公園』内に『ジブリパーク』がオープンし、2024年3月の魔女の谷エリア完成で全面開業を迎えた。他にも、「あそび」をテーマにした県立大型児童館『愛知県児童総合センター』(中学生以下無料、その他300円)をはじめ、子連れファミリーが気軽に楽しめる施設が豊富だ。
県内で唯一の『IKEA長久手』や自動車の博物館である『トヨタ博物館』、映画館のある『イオンモール長久手』などメディアに取り上げられる商業施設が多く、レジャーやショッピングの楽しみが盛りだくさん。
2019年からは「ながくて未来図」(第6次長久手市総合計画)の一環として、教育・保育環境の充実や、地域で支え合う体制づくりに力を入れるなど、ますます子育て支援にも注力している。 そして2023年には、長久手市で子育てを経験したという愛知県初の女性市長が誕生。「誰もが希望をもてるまち」を目指し新しい市政に注目が集まる。 コロナ禍が過ぎ、愛知県内で新しい施設が次々と開業して、街が賑わっている。再開発や再整備が進んで、周辺に魅力的な施設がオープンした街が、前回から大きく順位を伸ばした印象だ。 特に、ランキング上位であるピックアップした街は、近年暮らしやすさや楽しみが増加し、住民が穴場感に気付いたのかもしれない。居住者の「ここに住み続けたい!」という熱い声を集めた「住み続けたい街ランキング」からは、個性と暮らしやすさを両立した、街の魅力が見えてくるようだ。 ●プレスリリース 「SUUMO住民実感調査2024 愛知県版」住み続けたい街(自治体/駅)ランキング
倉畑 桐子