トヨタ「シエンタ」対ホンダ「フリード」大人気コンパクトミニバン、徹底比較!買うならどっちがおすすめ?
ほかにも両車は、シートに汚れなどを拭き取りやすい素材を採用。室内で子どもが食べ物をこぼすなど、汚れてしまうシーンなどに対応する。シエンタでは消臭・撥水撥油加工を施したファブリックシート表皮(Zグレードは標準装備、Gグレードにメーカーオプション)を採用。対するフリードでは、撥水撥油加工が施された独自の「ファブテクト(FABTECT)」を全車に標準装備する。小さい子どもがいるファミリー層がメインターゲットである両モデルだけに、シートの素材にも細かい配慮がなされているのだ。
両モデルは、後席側に電動スライドドアを設定するほか、低いフロア高などで、小さな子どもや高齢者でも乗り降りがしやすい点も同じだ。 しかも、左右ドアが電動で開閉する電動スライドドアは、予約ロック機構を両車ともに全車へ標準装備する。また、スマートキーを携帯していれば、足先をドア下にかざすだけで自動開閉するハンズフリータイプも用意。小さな子どもを抱えているときなど、両手が塞がっているときに便利な機能だ。フリードは全タイプにオプション設定。シエンタは最上級「Z」グレードに標準装備し、「G」グレードにオプションで用意する。
■3列シート車のシートアレンジ 近年のミニバンは、買い物や通勤・通学といった普段使いからキャンプなど休日のレジャーまで、幅広い用途で使えることも重要。そのため、フリードとシエンタの3列シート車は、1列目と2列目の背もたれを倒し休憩中にくつろげるモード、2列目を前に倒して3列目を格納することで荷室を広くするモードなど、多岐にわたるシートアレンジを持つ。 ただし、シエンタとフリードでは、3列目シートの格納方法に違いがある。シエンタは、2列目シート下に格納する方式だ。2列目シートを最前へスライドし、回転させながら背もたれと座面を前へ折りたたんだあと、3列目シートの背もたれを倒し座面と一緒に前に送り込む。
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