トヨタ「シエンタ」対ホンダ「フリード」大人気コンパクトミニバン、徹底比較!買うならどっちがおすすめ?
対するフリードは、6/7人乗り・3列シート車のフリード エアーが長さ2645mm×幅1470mm×高さ1270~1280mm(7人乗り1260mm)。フリード クロスターは、長さが5人乗りと6人乗りで異なり、6人乗り・3列シート車が2645mm、5人乗り・2列シート車は1935mm。幅1470mm、高さ1270~1280mmというサイズは両タイプ同じだ。 7人乗り・3列シート車で比較すると、幅のみシエンタのほうが多少広いが、長さや高さはフリードのほうがある。5人乗り・2列シート車の比較では、長さ・幅・高さのいずれも、数値上ではシエンタのほうが少し余裕のある感じとなる。だが、いずれも僅差であることで、両モデルの室内空間はほぼ同等といえるだろう。
■フリードの優位点は6人乗りキャプテンシートの設定 ただし、シエンタの2列目シートは、7人乗り・5人乗りのいずれも、最大3人がけのベンチシートタイプだ。その点は、フリードの7人乗りと5人乗りも同じだが、6人乗りの場合は、2列目に2人がけのキャプテンシートを装備する。これにより、車外へ出ずに室内を移動できるウォークスルーの機能では、シエンタが1列目から2列目までに限定されるのに対し、フリードの6人乗り車は、1列目から3列目まで移動可能だ。
例えば、停車時に後席のチャイルドシートへ座らせた子どもを世話する際、子どもを2列目だけでなく3列目に座らせていても対応できることになる。ホンダによれば、従来、フリードで最も人気が高いのが6人乗り・3列シート車。新型フリードでは、エアーとクロスターの両方に設定している理由もそこにある。そして、この仕様こそが、シエンタと最も異なるフリード最大の特徴といえるポイントだ。 ちなみにフリードの新型では、ウォークスルー機能の向上を狙い1列目のシート形状を変更。運転席と助手席の背もたれ内側上面を絞り込んだ形状とすることで、より人が通りやすくなる工夫を施している。
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