菅官房長官が定例会見9月4日午後(全文)サリン事件資料のアーカイブ化を指示
菅義偉(よしひで)官房長官は4日午後、定例会見を開いた。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「菅官房長官が定例会見(2020年9月4日)」に対応しております。 【動画】菅官房長官が定例会見(2020年9月4日) ◇ ◇
イージス・アショアの件で防衛省の検証は十分か
司会:お願いいたします。 菅:ではどうぞ。 共同通信:共同通信の【**カワ 00:12:23】です。イージス・アショアについてうかがいます。防衛省の検証結果は配備を急ぐ必要から、米側との協議と地元への説明の並行的な実施により慎重性や誠実さを欠いたという内容でした。この検証は十分だったか、長官ご出身の秋田と、山口の地元理解はこの検証で得られるとお考えか、見解をお聞かせください。 菅:まず防衛省においては、イージス・アショアの配備工事の断念に至った経緯について、防衛大臣の指示の下に確認作業をしっかりと行い、今般の取りまとめの結果を公表した。今回の公表内容において指摘があるとおり、仕事の進め方に関わる課題については防衛大臣の責任の下で改善に向けた取り組みを今後、しっかり進めていくことが大事だと思います。また、地元への説明については、防衛省において地元自衛隊とよく相談し、その要望や意向を踏まえて検討していくものと承知しておりますが、いずれにしろ信頼回復に努めていくものと承知しています。詳細はこれ、防衛省に聞いてほしいと思います。
敵基地攻撃能力の保有についてどう考えるのか
共同通信:ありがとうございます。共同通信の【**カワ 00:13:30】です。政府で議論している敵基地攻撃能力の保有に関し、長官は先日の出馬会見で自民党の提言を踏まえ、政府内で協議を進める考えを示されました。保有は憲法に基づく専守防衛の理念を逸脱する懸念があるとの指摘もありますが、これをどうお考えになるか。また具体策の決定は次期政権に委ねるべきとお考えか、認識を。 菅:わが国の防衛に空白を生むことがあってはならない。これまでも国家安全保障会議で徹底的に議論してきておりますが、結論を出す具体的な時期について、まず現時点では予断をもってお答えすることは控えたいと思います。いずれにしろわが国の安全保障の有り様については現行憲法の範囲内で、また専守防衛という考え方の下、今回の自民党による提言をはじめとする、与党による議論なども受け止めつつ、政府内で引き続きしっかりと議論していきたいというふうに思います。