小池都知事が定例会見4月9日(全文1)結局は自分ごとに関わってくる
人ごとのようでいて自分ごとになってくる
このあとまた会見させていただきますが、やはり都民の皆さんの協力あって、そしてこのコロナ対策は成り立つ。ていうか逆に言うと都民の皆さんの真の、真のって言ったらおかしいですかね。本当に協力いただかないと、これ、だらだら続くだけで経済は弱くなり、そして国産ワクチンがないままでワクチン待ちというのが続くわけで、これは決して誰にとっても良くないわけで、それは人ごとのようでいて自分ごとになってくるわけですね。 今、病床数、増やしています。ただ、その分ほかの病気の方々に移っていただくとか、手術を先延ばししていただくとか、実際にコロナではないかもしれないけれども、ご親戚の方、ご家族の方の病院が取れない、手術の期間が延びてしまった、そういったことで結局は自分ごとに関わりますよということを、皆さんと共に意識共有したいと思っています。 ぜひ、今日も口紅を忘れるほどで、慣れてしまいましたけれども、私も早くこれで記者会見をしない日が来るためにも、また皆さんが普通の日に、単に戻るだけではなく、サステナブル・リカバリーの、ですから新しい日常の中で迎えられるように、ここはぜひ皆さんのご協力、あらためてお願いできるようにしたいと思っております。また、これについてはメディアの皆さま方のご協力なしには進めませんので、ぜひこの点もご協力とご理解をお願いする次第です。
世界から選手を招けるのか
日刊工業新聞:最後にオリ・パラについてです。重点措置の適用が続いている状況下で、もしかしたら場合によっては、緊急事態宣言の発動も状況によっては検討しなければならないという状況下で、果たして世界から選手を招くことができるのかどうなのか、この辺りの認識をお願いいたします。 小池:私は毎週木曜日のモニタリング会議のあとで、日本語と英語と、発信をしております。特に英語の際は、世界全体での感染者数など、全体を見た形で今、日本がどうなっているかということを世界の方々に見ていただいていますので、そこを念頭に置きながら発信をしているところであります。 いずれにしましても、コロナに対しては各国さまざまな状況にある中で、この東京大会が安心・安全であるために必要なことについては、徹底して行っていきたいということには変わりございません。もうこの夏の大会開催まで100日余りでございますし、これらの準備の総仕上げは、東京都は開催することを担っている組織なのでありますから準備は着々と行っていく。と同時に、コロナ対策はもう全ての前提として対応していくように努めているところであります。大会のコロナ対策についても、アスリートや大会関係者、観客、それからいろんな場面がありますね。入国の際、輸送の際、会場など、それらのことを整理しながら、さまざまな状況に対応できるように対策の具体化を進めてまいります。 あとプレイブックを組織委員会のほうでまとめておりますので、大会とコロナの関係などについてはそれぞれの、それこそ場面ごとにどうするのかというのを今月中にまとめるということで、日々ブラッシュアップされているというふうに伺っております。 日刊工業新聞:では各社の質問に移りたいと思います。質問される際には挙手をして知事に指名されたのちに、社名と指名を名乗った上でお願いいたします。 【書き起こし】小池都知事が定例会見4月9日 全文2に続く