名古屋市長選、立候補予定3氏が討論会(全文3)定率減税は不公平な税制を助長
給食費の無料化は必須
横井:スクールカウンセラー制度については、私はこれは本当に十分やっているということで評価をしたいと思っております。それからやっぱり、ここで一番問題は、先般も中学校の女子生徒が自殺をされました。私もこの問題について徹底的に分析をする中で、幾つか課題が挙がってきたんですね。それが何かっていうと、いじめに遭っている子供たちっていうのは、それを例えば担任の先生に伝えると、担任の先生から当然相手の生徒や、またその親に伝えられますよね。そうすると結局またブーメランになって返ってきて、なんでおまえ言ったんだといって、またひどい目に遭ってしまう。またはひどい目に遭うかもしれないと思うと、なかなかやっぱり学校に相談しにくいんです。 カウンセラーさんに相談しても、カウンセラーさんも学校の中におるもんですから、当然担任の先生にいくから相談できない。教育委員会に言っても、やっぱりぐるっと回って学校にいって、またそういうことになってしまうということで、結局いつも悔やまれるのは、なんであと一歩出れなかったんだ。この一歩をどうやって支えていくのかというところに、まさに私はここに解決の糸口があるというふうに思っています。 その一歩というのは、教育委員会にも学校にも属さない第三の機関。これをあくまでも子供に寄り添って、子供、保護者に寄り添って相談に乗ってくれて問題解決ができる、そういった制度が私はまさに今、必要だろうと思っています。それがスクールロイヤー制度と私、今回申し上げておりますけれども、これは弁護士さんが入って相談に乗り、法的な観点から解決を図っていく。相手の保護者、相手の子供を呼んで、直接解決をしていくという、そういった仕組みをなんとかもう一歩出て、子供の命を守れないか。 私も中学生の子供がおりますから本当に悲しい思いしましたけれども、そういった制度について行っていくと同時に、給食費が払えないで今いじめられている子供いっぱいいますよ。なんでおまえ、金払っとらんのに食っとるんだと言われて、こういったことを考えるときに、給食費の無料化は、私は必須だというふうに思っております。以上です。 加藤:尾形さん、尾形さんも子供応援は重要なテーマのように公約の中に、マニフェストの中に書いておられるようですが、まず河村市政の子供応援の評価と尾形さんのお考えを併せてお聞かせください。 【書き起こし】名古屋市長選、立候補予定3氏が討論会 全文4へ続く