名古屋市長選、立候補予定3氏が討論会(全文3)定率減税は不公平な税制を助長
常勤スクールカウンセラー、どう活用する?
加藤:それぞれの立場をお聞きいただきました。次のテーマにいきたいと思います。次は子供。これをやりたいと思います。河村市長のマニフェストが昨日、公表されました。私、拝見して、大変子供方面には一段と力が入ったマニフェストを公表されているなという印象であります。特に常勤スクールカウンセラーを完全配備というのは全国的にも大きなトピックスになりました。ここのところを河村さんに伺いたいと思います。常勤スクールカウンセラー配置への思い、そしてこれを、せっかく配置したカウンセラーをこれからどう活用して機能させていくのか。ここをお聞かせください。 河村:1人の子供も死なせない名古屋というのは、こういうスローガンはないですけど、日本に、相当強い決意でやらさせていただいておりますが、正直言いまして残念ながらこの公約は実現されておりません、これは。悲しいことに。じゃあどうするのかということになりまして、時間がないですけど、7年、8年前にある区で、男の子がビルの高いところからジャンプして死んじゃったんですよ。そのとき彼は遺言書を書いておりまして、もし来世があったら見ていますと、さようなら、ありがとうという、亡くなったときに私はロサンゼルス行きまして、びっくりしましたね。アメリカだったらどうなってるんだいったら、端的に言うと先生に2種類あるわけです。端的に言うと。1つは数学とか社会、理科、科目を教える人。もう1つは科目以外の、子供の人生を応援する人たちが、トータルでいくと半分ぐらいになります。トータルで。いろんな、分かれていますけど。いうのがあって、大学でもちゃんと養成しとるんです。いわゆる常勤のスクールカウンセラーです。で、びっくりしまして、名古屋で導入しかけてから7年、8年。 初め、当初あんまり言ったら悪いですけど、役所反対だったですからね、これ。どういう人がやるんだと。日本にないですから、まず英語ですから、スクールカウンセラーって。いうことだけど、臨床心理士といって病院におられる方に頼んで、まず、そこからじわじわ広げていって、もうすぐ200人、まだなりません。全中学校1人ずつ。それからこの小学校全校配置を目指すということでございまして、日本中に名古屋しかありません。この7年間で10万件ぐらいの相談に乗っております。子供の数で3万人以上。だから何人かの子供さんの命は絶対救ったと思いますね。全国に広めていきましょう。 加藤:本当に大きなトピックスだと思います。横井さんもこのスクールカウンセラー配置をどう評価されているか、そして固有の公約も掲げておられるようですので、この辺りをお話しください。