3府県に「重点措置」西村&尾身氏会見(全文2)飲食店だけでなく、混雑した場所で感染拡大
大阪府・兵庫県の方々は他地域との交流控えて
その意味で、あんまり今から、3週間後、1カ月後のことを軽々に言うわけにはいきませんけれども、当然、この5月の連休の感染拡大を抑えるという意味では、この1カ月間、徹底した対策をやって、なんとかこの波を抑えていけるように、これが先ほど尾身先生が言われたように、高齢者にワクチンの接種が進むこと、そこまで踏ん張らなきゃいけないということですので、今回、その1回目の試練が来てると、これをしっかりと抑えていければということが、私は基本だというふうに考えています。 そして移動についても、今申し上げたように、これは大阪府知事、兵庫県知事とも連携をして対応をしなければいけませんけれども、まずは大阪府・兵庫県の方々が、活発にそれ以外の地域と交流されると、これは変異株が拡大をしますので、このことはぜひ控えていただきたいと思いますし、もちろん、どうしても行かなきゃいけないものもあると思いますけれども、不要不急のものについては、出張なども、本当に必要かどうかしっかりと判断をしていただいて、できる限り自粛をしていただきたいというふうに思ってます。府民・県民には、それぞれの知事からも発信をされるものというふうに思います。 他方、首都圏をはじめとして、この感染拡大しているエリアに行くことも、感染を広げる、あるいは感染するリスクが高まりますので、この大阪・兵庫以外の方、もちろん宮城もですけども、の方々も、本当に行く必要があるのかどうかを吟味をしていただいて、そしてできるだけ控えていただく、このことが大事だというふうに考えています。
地域ごとの疫学分析キャパ強化を期待
尾身:解除のことですよね。私は3つのことを申し上げたいと思います。1つは、今回、当然、重点措置をこの3府県に適用したというのは、感染の拡大のスピードがかなりこの3府県は速いですよね。この感染の急な、急激な拡大を、ともかく早く下方のほうに修正するということは、もうこれは必要条件だと思います。それに加えて、今おっしゃったように、なるべくステージ2のほうにいくような道筋があるということが2点目として大事で。 3点目は、条件というよりは、私たち分科会というか専門家の期待というか、ぜひやっていただきたいのは、実は、先ほど最後に申し上げましたけど、分科会としてはより早く予兆を探知するという指標を、近々あれしようと、提出しようと思ってますけど、そうした地域での感染のリスクのアセスメント、これを、もうはっきり分かるようになって、というよりも、もっと早く感染の拡大の予兆を探知するという。 さっきの検査も含めて、こういうことをやっていただければ、また、まん延防止措置を出す前に、必要対策を。そのことはぜひ、今、非常に重要な時期ですから、解除されてよかったということではなくて、解除されたら少し楽になりますよね、ここの、その時点で、少しモニタリングとか地域の感染の状況をより早く探知、いろいろな変化を探知できるような、地域ごとの疫学分析のキャパシティーを今まで以上に強化していただくというのはわれわれの期待です。そのことを1つ、これは条件というよりもぜひそうしていただければと思います。 司会:はい、そのほかございますか。朝日新聞さん。