3府県に「重点措置」西村&尾身氏会見(全文1)関西圏との往来控えて変異株の拡大阻止を
西村康稔(やすとし)経済再生担当相と政府の基本的対処方針分科会の尾身茂会長は1日夜、記者会見を行った。 【動画】大阪など3府県に「まん延防止等重点措置」初適用へ 西村担当相と尾身会長が会見(2021年4月1日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪など3府県に「まん延防止等重点措置」初適用へ 西村担当相と尾身会長が会見(2021年4月1日)」に対応しております。 ◇ ◇
本日午前中に基本的対処方針分科会を開催
司会:はい。それではこれより西村大臣、尾身会長による会見を始めます。冒頭、大臣よりお願いいたします。 西村:はい、お待たせしました。本日、午前中に、基本的対処方針分科会を開催いたしまして、名称が変更された旧の諮問委員会でありますが、法律上、明確化をしたと、特措法の改正によって明確化したということであります。 全体の新型インフルエンザ等対策推進会議、全体も改組というか、有識者会議と言ったものを法律上、明確化したわけですけれども。新しいメンバーにも入っていただいていますので、事務方から後ほど説明させていただきますが、一部、委員が交代したということで、できるだけ女性をということで、女性比率を31%としております。もうちょっと上げたかったんですけど、なかなか、それぞれの自治体などにもお願いしたんですけれども、最終的に31%でありますが。前回までは17%でしたので、女性の比率が上がっております。いずれにしましても、幅広い視点からのお考えをいただきながら会を開いていきたいと思います。 その分科会におきまして、もう分科会でもご説明申し上げましたし、総理からもありましたけれども、ポイントのみ申し上げます。まず、対策が先かな。対策が先だよね。 男性:はい。
アクリル板設置も厚労省告示で明記
西村:はい。まん延防止等重点措置における対応ですけれども、やはり飲食、最近また若い人を中心に飲食でのクラスターが少しずつ増えてきておりますので、20時までの時短を徹底したいと思います。そして府県全体についてイベントは5000人を上限としていきます。この辺りは緊急事態宣言並みの対応を取っていきます。そして法律にもありますけれども、8時までの時短ということでありますので、8時以降、飲食店等にみだりに出入りしないよう要請を行います。さらには飲食店に対して、換気の徹底、これはもうすでに書かれていますけれども、アクリル板の設置、これも本日、厚労省告示で明記をいたしましたので、命令・罰則の対象となります。 そして換気の徹底と併せてCO2濃度センサーの設置であるとか、そうしたことも、どうやって換気を徹底していくのかという具体的な技術についても紹介をしております。換気が悪くなると自動的に換気扇が回るような仕組みなどの技術も以前ご紹介しましたけれども、そういった仕組みなども、いろんな技術があること、それから支援策があること、持続化補助金や換気については環境省の補助金もありますので、そういったことを各都道府県にしっかりと周知をして、また業界団体にも周知をしていきたいと思います。 そして今回、これはもう府県と徹底して、国も一緒になってやりたいと思いますが、徹底した見回り、ガイドラインの遵守、時間を守っていただくと同時に、このガイドラインを守っていただくこと、大阪府知事も言われているとおり、マスク会食、会話のときはマスクをするということを含めて、対応していければと思っております。 そして昼カラオケでクラスターが多発している状況を鑑みまして、カラオケの設備を置いている飲食業については設備の自粛をお願いをいたします。 それからここも今日の分科会で1つの論点になりましたけれども、不要不急の外出・移動の自粛を徹底していきます。これは変異株が大阪府・兵庫県で拡大していることを踏まえて、やはりこれが全国に広がらないように、例えば首都圏、東京との往来とか、ぜひ、仕事の関係の方も含めて、本当に必要な出張なのかどうかなど吟味をしていただいて、不要不急の移動についてはぜひ自粛をお願いをしたいと思います。大阪府・兵庫県とも連携をして、この変異株が広がらないような対応をぜひ取っていきたいと思います。