執行猶予中に暴行&金髪にサングラスで自転車暴走…再逮捕の「ひょっこりはん」事件直後の呆れた言い分
「身体を張って運転手のマナーをなおさせるつもりだった」 こう供述していた「ひょっこりはん」と呼ばれる男が、再び逮捕された。 「ミスに気づいても指摘する余裕ない」…羽田事故の再発危機!現役管制官が激白「人員不足でもう限界」 5月9日、千葉県警柏署が道路交通法違反(妨害運転)の疑いで再逮捕したのは無職・成島明彦容疑者(36)だ。4月15日の昼過ぎ、柏市内の市道で自転車に乗り50代の女性が運転する乗用車の走行を妨げたとされる。 「成島容疑者が乗った自転車は、センターラインを越え女性の運転する車の真ん前に飛び出すようなそぶりを見せたそうです。周辺では金髪にサングラス、黒っぽいスーツという姿で、カゴ付き自転車を猛スピードで立ちこぎする成島容疑者がたびたび目撃されていました。 『危険な運転をする自転車がいる』など、今年に入り警察に届けられた通報は42件。成島容疑者は警察の調べに倒し『普通に自転車に乗っていただけで対向車に危害をおよぼすような運転はしていません』と犯行を否認しています」(全国紙社会部記者) 成島容疑者が逮捕されるのは今回が初めてではない。’19年9月と’20年10月にも捕まり、2回目の逮捕の際には懲役8ヵ月、罰金20万円の実刑判決を受けているのだ。『FRIDAYデジタル』は’20年10月15日配信の記事で、当時の事件について詳しく報じている。再録し「ひょっこりはん」の信じられない言動と驚きの犯行について振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。 ◆「運転手の驚く顔が見たい」 「やめろ!」 「やめねーだろ!」 白昼の路上で激しく揉み合う4人の男性たち。小柄な男が年輩の男性につかみかかり、後ろから二人の男性が止めようとしている。 「邪魔くせぇ、おろせ、おろせ!」 「何がおろせだよ」 「YouTube」にアップされた生々しい動画。埼玉県上尾署は’20年10月6日、通りすがりの男性の胸倉をつかんだとして、暴行の疑いで桶川市のパート従業員・成島容疑者を逮捕した。成島容疑者は’19年9月、上尾市などで走行中の車の前に飛び出し、道路交通法違反などで逮捕され執行猶予期間中だった。 「運転手の驚く顔を見たい」 そんな呆れた理由で同様の犯行を繰り返していた成島容疑者は、埼玉県内ではちょっとした有名人。突然車の前に現れることから、捜査関係者から「ひょっこりはん」と呼ばれていたのだ。 「執行猶予中で、なりをひそめていた『ひょっこりはん』が、また迷惑行為を繰り返していると噂になっていました。注意したら石をぶつけられたという被害者男性が、成島容疑者を待ち構えていて抗議したところ、逆ギレして暴れ出したらしい(前述の動画)。警察には『自転車に乗っていただけなのに文句を言われた。腹がたった』などと供述していたそうです」(別の全国紙社会部記者) 金髪のロン毛にマスクとサングラス、黒のスーツというのが「ひょっこりはん」の定番スタイルだ。自転車で車の前に出て、道路のセンターライン付近をゆっくりと蛇行運転。不意に対向車車線にはみ出すという行為を繰り返す。慌ててよけた車が、歩道にいる人をはねたら大惨事にもなりかねないーー。 イタズラにしては、たちが悪過ぎる行為だ。’19年7月には、実際に急ブレーキをかけた対向車の男性がケガをしていいる。 「犯行は’18年ごろから。当初はSNSで噂になっている程度でしたが、’19年7月にメディアが取り上げたことから一気に有名になりました。静観していた警察も重い腰を上げ、同年9月に男性にケガをさせた件で成島容疑者を逮捕したんです。 当時の肩書は『金属加工会社社員』でしたが、今回は『パート従業員』。逮捕により解雇されたのかもしれません。その後、成島容疑者は’20年2月にさいたま地裁で懲役2年執行猶予4年の判決を言い渡されました。しかし、5月ごろから再び『ひょっこり行為』が行われていたようです」(同前) 最初は意図せずに飛び出し、思わぬスリルと相手の反応に快楽を覚えたのだろう。だが、欲望はどんどんヒートアップ。自制できずに「ひょっこりはん」は再逮捕されることとなったようだ。
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