名古屋市・河村市長が定例会見9月27日(全文1)市民の56.7%が2回目の接種を終了
詳細は今後詰めるということか
日刊工業新聞:今の質問に関連するところになるのですけれども、先ほど、詳細のところまでまだ、ちょっと今後詰めていくというところになると思うんですけど。 河村:詰めれないんですよ、今。ほかのところも入れて、全部でどんだけ来年度の、2兆7000億ほどありますけど、やっていくかという。ちょうど、毎日毎日、日々それやっとることですけど、しかし具体的な予算編成にちょうど入ったところですから、これは。しょっちゅうやってますよ、やっとるけど。サマーレビューが始まったところですから。 日刊工業新聞:取りあえず大きな方向性としまして、その200億円の捻出、借金をするでありますとか、もともとの予算を削るであるとか、そういった大きな方向性でいきますと、どういった流れで進んでいくのかについては。 河村:借金いうのはどういうことですか。ここであんたとけんかするつもりはないけど。そこが日本の社会を一番狂わせとるんですよ。実は民間で、名古屋市だとだいたい年間13兆円。13兆円。民間も入れてですよ。これは名古屋市の財政というのは、これ、ちょっと言ったってくださいよ、今の自民党の候補者たちに。根本的に間違っとるいうて。財政というのは総務部なんです。分かる? 名古屋市株式会社のお金全体じゃないんです。国の借金といいますけど違うんです。国の政府が、たまたま民間が、お金が借りない社会になってしまったと。これはぜひ、私の言うことを聞いても全然信じてくれんいうなら、もうリチャード・クーさんの『「追われる国」の経済学』って読んでいただきますとよく分かります。
外部調達なのか、もしくは他の予算削減で充当するのか
名古屋市で言うと、去年が13兆だったと思いますがね、確か。貯金した金が、使われてない金があるんですよ。これ、預貸率といいますけどね。そういうお金を生かして使ってくということで、それを使う場合は、ただの一般政府、名古屋市が使う場合は、それは起債という格好になるわけです。民間にあるお金ですから。だから、そういうことですわ。なので、なんかすぐ借金漬けだいうのは本当に民間の企業をつぶしますから、それやっとると。気を付けてちょうだいよ。で、なんだ言うとった? あんたの質問はなんだった? 俺が演説しとったってしょうがないけど、毎回やらんと、本当にこれで日本がどれだけ傷ついたかと。私も国会議員に、1993年ですけど、おりましたけど、財政危機、財政危機、不良債権処理、こればっかりやっとったですね。そのうちにGAFAに完全に負けちゃったじゃないですか。それでスクールカウンセラーも広がらないし、子供の不幸も減らないし。ものすごい痛いですよ、これは日本の国にとって。まあええわ。なんだったの? それで。それ言いかけると本当に。 日刊工業新聞:財源について、外部からそれを調達していくのであるのか、もしくは内部の、ほかの予算を削って、それを充当していくのか。大きな方向性について、どういった方向性で進んでいくのかについて教えていただければと。 河村:まずあんたの言っとることで、たぶん知らんことは、外部だと言われたけど、外部というのは名古屋市役所から外の、例えば13兆のお金を使う場合は外部か内部か、どっちなんですか、それは。そこのところが分かってないんですよ。外国から借りた場合は外部と言っても悪いことはないですけど、外国へはどっちかいうとまだ投資してますので、日本は。これ、逆ですから。外国へはまだ貸しとるんです、これは。ただ、GDPの3%ぐらいじゃないですか、確か。ちょっと最近また分かりませんけど、コロナが。 だから、そういう民間にあるお金を上手に使って、例えばほかの事業なんかでもそっちになるべく振り向けて、起債で振り向けて余裕をつくってくのか、それとも中の税収がどう増えていくのか。それから今までの、若干貯金もありますので、そういうお金を使っていくのかいうのを今まさにやっとる最中です。その仕組みを。だからそれはしょうがないという、そういう作業を経てということですけど、それは必ず、財政局長が責任を持って議会で答弁したように、財政局長が経済局と相談しまして実現すると。11月予算に提出して50億、来年度でね。それから4年間で200億ですから。日本最大のこういう政策になりますんで、それは必ず。 【書き起こし】名古屋市・河村市長が定例会見9月27日 全文2へ続く