【鈴鹿8耐】IRF with アズレン、ノートラブル完走に向け「把握している限りではやり尽くした」新デザインコラボマシンで目標達成なるか
鈴鹿8耐に参戦する15号車IRF with AZURLANEは、ノートラブルでの完走という目標に向けて、できる準備はやり尽くしたと語った。 【ギャラリー】アズレンコラボレースクイーンも! 2024鈴鹿8時間耐久ロードレース ヤマハ社内・グループ会社の有志によって結成された磐田レーシングファミリー(IRF)と人気のスマートフォン向けゲーム「アズールレーン」のコラボチームは、今年で3年目を迎えている。 IRFの参戦体制はライダーラインアップに昨年から変更があり、昨年の鈴鹿8耐では初出場ながら奮闘した遠藤晃慶と、今年初めての8耐出場となる高居京平の若手コンビに加えて、鈴鹿8耐にこれまで何度も出場しているベテラン宮腰武の3名のラインアップとなった。 7月19日(金)には、8耐のトップ10トライアル進出をかけた予選が行なわれた。ここでIRFは37番手となる2分12秒364をマークし、予選を終えた。 IRFとしては今年の8耐に対して、ノートラブルで走り切ること(2023年は完走もトラブル有り)、そしてIRF史上最多ラップを記録することを目標だと明らかにしている。 そしてライダーからは、その目標に向けてやれることはやったという声が聞こえてきた。 「今のところ、(ノートラブル完走が)行けそうです」と遠藤は言う。 「(マイナートラブルも出尽くして)大丈夫です」 「そのへんの準備は、一通り思いつく限りはやってきたつもりです。想定外が出る可能性はありますけど、今のところ把握している限りはやり尽くしました」 なお今回が初8耐となっている高居は、予選終了後には、最初は“8耐”という環境に緊張したものの、鈴鹿サーキットを走る中で緊張は解れたとも語った。 「とにかくピットの装飾とかが綺麗で、いつもと走っている舞台と全然違うっていうところですごい緊張してたんです。けどピットロードから出て、コース出ていればいつもの鈴鹿だなって……最初の1周を走ってる時点でもう結構緊張はほぐれて意外と普通に走れたかなっていう気持ちでした」 「車両も景色も、普段と変わらないですからね笑」 フレッシュな適応力の高さを見せた高居に対し、2022年以来2年ぶりの8耐に臨んでいる宮腰は8耐の魅力を再確認した様子だ。 「(8耐に)連続で出続けられればよかったなとは思いますね」 宮腰はそう語る。 「(去年は)『もういいかな』なんてことを言ってましたが、やるといくらやっても、どんないい成績を残しても満足だとはならないと思うんです。その延長線ですね今は」 「僕らのチームが出るレースでは一番デカいので、やはり(8耐は)違うなと思いますね」 なおIRFは今年、アズールレーンとのコラボによるマシンデザインが更にアップデートされた。ゲームキャラのエセックスをモチーフとした新デザインの「YZF-R1 ESSEX SP」と共に、決勝では目標のノートラブルとIRF史上最多周回数を達成できるだろうか?
永安陽介