モントーヤ氏「決断に驚きはないが、値するのはユウキだった」レッドブルの来季人事に持論…新規定を前に停滞するのではと懸念も|F1
かつて活躍した南米の名ドライバー、フアン・パブロ・モントーヤ氏がレッドブルの2025年人事について持論を述べている。 【動画】同じ高校出身”Take”久保建英に、もしなれたとしたら…角田裕毅の答えとは!? レッドブルF1チームは現地時間19日、離脱の決まったセルジオ・ペレスの後任としてリアム・ローソンを採用すると正式発表した。 角田裕毅とローソンの二択だったが、レッドブルはニュージーランド人ドライバーを選出する運びに。この件についてモントーヤ氏は『LuckyBlock』に対して「驚きではない」と述べている。 「リアム・ローソンが選ばれたことについて、レッドブルの決断に驚きはない。しかし、それに値するのはユウキだったと思う」 この人事が確定する前にモントーヤ氏は“ユウキが選ばれるだろう。これは何よりも相応の選択肢であるはずだ”と語っていた。結果的にローソンが選ばれたものの、モントーヤ氏は正式発表後もレッドブルの判断が妥当ではなかったと主張している。
モントーヤ氏からして新レギュレーションとなる2026年の到来が最大の懸念事項とのこと。「もし私がマックス(フェルスタッペン)の立場だったら、2026年のエンジンプログラムについて心配で仕方ないだろうね」と語った。 「何かあった場合、マックスはメルセデスに行くかもしれない、と思っている人が多いようだ。だが私としては、彼は最終的にアストンマーティンへ行く可能性が高いと思っている」 「(エイドリアン)ニューウェイとホンダは、レッドブルで仕事をしてきた組み合わせだ」 「そしてローレンス(ストロール会長/アストンマーティン)はもしマックスが来てくれる可能性があるとしたら、強引にでも獲得しようとするはずだ。そのためには手段を選ばず何でもするだろう。実際マックスに“すごい”と思わせるものが提供できるだろうからね」
フェルスタッペンは2028年までレッドブルとの契約を結んでいるが、もし新レギュレーション後のレッドブル・パワートレインズ・フォードが競争力を備えていない場合、契約を解消できる条項を行使するのではないかとの見方もある。 また、フェルスタッペン本人は家族との時間を大切にしたいと主張し、ベテランになるまでF1にいたくないとも公言していることから、状況次第で引退を選択する可能性も。 その一方でもしアストンマーティン・ホンダが新規定の2026年に力を備えていた場合、フェルスタッペンが同チームへの移籍を望んだとしてもおかしくない。