大阪府・吉村知事が定例会見4月7日(全文1)バスケなど室内競技でもクラスター
大阪府の吉村洋文知事は7日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪・吉村知事「医療非常事態」を宣言 定例会見(2021年4月7日)」に対応しております。 【動画】大阪・吉村知事「医療非常事態」を宣言 定例会見(2021年4月7日) ◇ ◇
重症病床の使用率がほぼ70%に
司会:お待たせしました。それでは知事の定例会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 吉村:先ほど本部会議でも決定をいたしましたが、大阪の重症病床の使用率がほぼ70%に達します。大阪において医療非常事態宣言を発出いたします。医療体制、非常に厳しい状況です。重症病床も非常に厳しい状況。陽性者の数については右肩上がりの状況です。また、感染の速度が非常に速いというのが今回の特徴です。この2週間で4倍の速度です。一気に感染が急拡大するというのが今回の感染の特徴でもあると思います。 これについてはやはり、もちろん春休み入って人の動きが増えて、飲み会、宴会の機会が増えた、歓送迎会が増えたということももちろん当然これはありますが、併せて変異株の影響、イギリス型変異株の影響というのが非常に強く出ていると思います。それは感染の速度もそうですが、重症化のスピード、これも既存株よりも速いと思います。重症化率についても、これまではだいたい全陽性者に対して3%が重症化率でしたが、この変異株に限っていくと、全体の検体が約900ですから統計上有意かどうかまでは言えませんが、その範囲で言うと5%。2%も重症化率が高いという状況です。
感染スピードが速く、感染力が高い
また、年代に限って言うと40代、あるいは50代、60代にいくとかなり高い重症化率になっているという状況です。また、これまで若い世代でそこまで感染が広がるということはありませんでしたが、若い世代間同士、例えば10代間同士での広がりというのも出ています。10代とか、あるいは子供たちでいくと親からの感染、そこで止まっていたんですが、子供から子供の感染もあるのではないかと。つまりこの変異株については感染のスピードが速く、感染力が高いというのはほぼ間違いないという状況です。 そういった状況もありまして、70%前ではありますが、大阪において医療非常事態宣言を発出いたします。併せて大阪府民全員の皆さまに対して不要不急の外出の自粛をお願いします。これまでまん延防止措置、おとつい始まりました、まん延防止措置。夜8時までの時短の要請であったり、さまざまございますが、これについてはぜひお1人お1人、この協力にお願いをしたいと思います。併せて本日追加で決定したことといたしまして、大阪府全域における不要不急の外出の自粛の協力をお願いしたいと思います。 感染状況について少し説明させていただきます。先ほどの本部会議でやった内容ですので、ざっとということになります。ここが、第3波があって、ここが緊急事態宣言が解除されたとき。このときは陽性者、1日当たり50人ぐらいという状況でした。ステージ2の状況で解除となりましたが。その後、3月の上旬、中旬ぐらいまではぐっと増えることはなかったものの、この3月の下旬から4月の最初の週にかけて一挙に感染が拡大をしています。この感染スピードがものすごく速いということになります。で、感染した日ベースでいくと3月の中旬以降にどうも感染している方が多いということと、やはりここに変異株の影響が出ていることは間違いないと思います。次、お願いします。 年代別です。第4波につきましては、われわれ、これは当然、第4波と認識をしています。第4波は、この20代、30代の新規の陽性者の増加が非常に高いです。そして他の年代も全て一斉に上がっているという傾向にあります。伸び率としてはやはりこの20代、30代が、もうほぼ垂直に伸びていっているという状況です。ちょうどこれでいくと3月の21日か24日、この辺りから一挙に増えているという形になります。次、お願いします。