コロナ分科会後、尾身会長が会見(全文1)「1密」だけでもリスク高まる可能性
室内でおしゃべり時間長いと感染リスクが
次のスライドは、そういうことで、幾つか、もうこれはほとんど分かってきていることをまた言うのかというふうに思われるかもしれませんけど、一応、今、変異株という問題があるんで、今の段階ではわれわれ、こんなふうに考えています。 ということで、マスクは鼻にフィット、しっかりとした、これが重要。今まで以上に重要ですね。いわゆる不織布マスクというものがやっぱりいいんじゃないかということで、3密のいずれも、どれか1個でも避けて、人と人の距離。 それから、マスクはしっかり着用していても、室内でおしゃべりする時間が長くなると、感染のリスクがちょっと出てくるので、時間ですね。時間。オフィスでもいいし、おしゃべりでもいいですけど、長時間いると、しっかりして、今までだったら感染しなかったと思われるような状況でも、時間のファクターが大事だということですね。先ほど、換気に注意する。そういうことでテレワーク、いいですよね。 それから体調、ちょっとした具合が悪い体調不良という人が、7から10%いるということです。これにはしっかり休んでもらうためには、企業の協力が必要ですよね。休んだら、特にまだ雇用が安定していない人なんかは失業するんじゃないかという恐れもあるし、そういうようなことがないようにしっかりとサポートするということが前提だと思いますけど。しっかり、そういう場合には登校なんかしないでやってもらうということで。 もう1つは、ワクチンが今、まだどんどん、ワクチンの接種率が上がっていますけど、今、一部にはワクチンするともうなんでもいい、安心だというふうに思われるかもしれませんが、ワクチン接種後も国民の多くがワクチンを接種を終えるまでは、もうしばらくマスクを着用したり、大人数の飲み会なんかは避けると。もうしばらくですね。ご自分はワクチン打ったかもしれないけど、全部ガードを下げていいっていうわけではないので、もうちょっとみんな努力しましょうということです。だいたいこれでいいですかね。そんなことで、ちょっと簡単と思いますけど、長くなりましたけど、説明をさせていただきました。 司会:ありがとうございます。それでは質問に移ります。ご質問のある方は、社名、氏名をおっしゃってからご質問をお願いします。それでは一番前の時事通信さん。 【書き起こし】コロナ分科会後、尾身会長が会見 全文2に続く