NTTとNTTドコモが共同会見(全文2)携帯料金値下げの余力は出てくる
値下げも行い、いいサービスも提供
それに5GのO-RANからvRAN等のバックヤードがソフト化する状況ではさらに違うプレーヤーも市場に参入してくる。つまりかなり総合力を高めていかないと、これはインフラから上位レイヤーまで、あるいは固定から移動まで、できれば国内から海外に、そういう総合的なプレーヤーに広がっていただきたいと、こういうふうに考えているわけです。 それでコム、コムウェアで1兆円以上の収入益もあるわけですので、今、ドコモが5兆円弱、約4.7兆とすれば、やっぱり6兆円を超える、あるいは規模の会社でもありますし、先ほど堀越さんは2017年度の水準に戻れないんじゃないかと、これは値下げもくればということですが、実はこういういろんなリソースを集中し、さらに他のNTTグループとの、データ等をはじめまして、シナジーもあります。 そういうのを考慮すると、私どもはドコモがNTTグループの中核として値下げも行い、かついいサービスも出し、市場でも戦い、かつ研究開発も進めてくれる。そういうことを一緒にやっていきたいと。まさに広がっていく、非常に宝だというふうに私は捉えております。吉澤さんから。 吉澤:吉澤からですけれども、私どもも中期の経営指針というか、これを今、変えるつもりはありません。ですから、今の中期的な事業計画だとかもぜひ達成して、それをさらに超えられるようなことをしなくちゃいけませんけれども、今、堀越さんがおっしゃったような料金の関係もありますけれども、これについては私どももやっぱりお客さまに使いやすい、ドコモを選び続けていただくための、やっぱり料金っていうのは、これは継続的に常に考えている話ですので、そういった還元もしつつやはり成長していかなければいけないということですね。 その成長には、今、澤田社長、言いましたように、やはりネットワークというような意味での、やっぱり強力なネットワークだとか、あるいは実際のネット構築の中での、いわゆるもっと効率的なネットワークの構築というようなこともありますし、いわゆるメンテナンスだとか、そういったようなところから、効率化を図ることによってコストをともかく効率化するということで、そういう面での成長も当然ですし、あとはやっぱりサービス、ソリューションですよね。これが一番大きいと思います。ここをやはり上げていくのが今回の大きな狙いでありますので、やっぱりそちらで成長していくということ。