4人の子のパパ・岩隈久志が語る、野球を始めた息子への思い「気になることはたくさん。でも口は出さない」
プロ野球やメジャーリーグで活躍した岩隈久志さんは、長女(20歳)、長男(15歳)、次女(13歳)、三女(1歳)の4人のお子さんのパパです。これまでの子育てや中学から野球を始めたという息子さん、現在携わる中学野球チームへの思いを聞きました。※前編<元大リーガー・岩隈久志が語る長女と“20歳差”第4子の子育て「うんちのオムツ交換、初めてやりました」>から続く 【写真】岩隈さんが立ち上げた中学硬式野球チーム「青山東京ボーイズ」はこちら(ほか、全6枚) ■家では子どもと遊ぶ係 ――ご長女が生まれたときの球団は近鉄(大阪)、その後楽天(仙台)、シアトル・マリナーズへと移り、環境が変わるなかでの子育ては大変なことも多かったのではないでしょうか。 妻は本当に大変だったと思います。学校が変わったり、病院が変わったり苦労したと思うんですけど、そこを僕には見せないところがあって。子どもたちも転校をいやがったり、文句を言ったりするようなことはなくて、すぐに順応してくれました。たぶん妻は、僕のいないところで子どもたちに、僕の仕事の話をしてくれていたんですよね。子どもたちは野球選手という仕事をよく理解してくれていたと思います。 ――アメリカでの生活(2012~2018年)はどうでしたか? 子どもたちと外でのびのびと遊べたのがよかったです。ホームゲームでナイターの日は、午前中子どもたちと思いっきり遊んでいました。公園が広大で、家に庭もあったので、ジャングルジムやトランポリンを置いて。息子とキャッチボールをすることもありました。アメリカは試合が終わったら「はい、終わり。また明日」という感じでオンとオフの切り替えがはっきりしているんですよね。家族が試合後にグラウンドに入れることもあって、子どもとリラックスして過ごせる時間が多かったような気がします。 ――お子さんたちにとって岩隈さんは、たくさん遊んでくれるお父さんなんですね。 僕は遊ぶ係。それは日本にいるときも変わらないですね。現役の野球選手は肩を守るために、子どもが赤ちゃんのときから別の部屋で寝る選手が多いのですが、僕はずっと家族と一緒に同じ布団で寝ていました。抱っこも右肩ではしないですけど、左肩でたくさんしてきました。