大阪府・吉村知事が定例会見4月13日(全文4完)できるだけ早期治療を行うことが重要
施設が対応能力を高めることも重要
これだけ感染力が強いですから、なかなかそれをしても感染してしまうと、どうしても助からない方もいるっていうのは、これは朝野座長も、専門家の立場でもおっしゃっていました。これは、たぶんインフルエンザでも同じだとは思いますが、そういった方もどうしても出てきてしまう。でも、その中でもできるだけ早期治療をするということが重要だというのが、朝野座長のご意見でもあるし、僕もそうだというふうに思っています。 なので、そういう、重症化しやすい方にできるだけ早く治療を届けるということを徹底的にやるということが、本人を守ることにもつながり、医療の逼迫を防ぐことにもつながるというふうに思っています。 やっぱりそういった方、福祉の現場にいらっしゃる方が多いので、今度は逆に病院の負担を、病院側から見たときに、これはもう病院の声からも上がってますけれども、やはりコロナはそこまで重くなくても、その方がもともと持ってる持病であったり、介護であったり、そういったものに対応するのが非常に困難だという声があるのもやっぱり事実ですから、先ほどの障害者施設のご質問であったり、高齢者施設のご質問もあったと思いますけれども、それぞれ住み慣れたところで、できるだけそれに近い生活もしながら、早く治療を受けられるようにすると。そして施設が対応能力をやっぱり高めていくということも重要な、これだけ感染力が強いと重要なんだろいうというふうに思っていますので、そこの支援策をしっかりと、行政としてはやっていくということが重要だと思っています。
府のUDタクシー補助導入は、国の制度が使いにくいためか
あとは感染がどこまで広がるかというのは、もうこれは感染力と、人の行動と、ワクチンの接種とに関わってきますので、何か感染の波を完全に抑えるというのはなかなか難しいわけですけれども、感染が起きたときへの対応という意味では、そこを強化することによって、このウイルスに対する耐性、社会の耐性は強くなると思っていますので、そこに力を入れていくと。 ウイルスをゼロにするとか、コロナの感染が広がるのをできるだけ防ぐというのは、3日に1回検査なんかでリスクの高いところはやりますけれども、そこは基本的に、どこまで抑えられるかは、これはなかなか分からないので、広がる可能性があるというのを踏まえたときに、考えたときには、そこに力を入れるということをやるのが重要だと思っています。今のオミクロン株を前提にする限り。もっと毒性の強い株が出てきたら、まったく違うかもしれませんが、今の段階ではもちろんオミクロンのBA.2とか、いろいろそういった、オミクロン系の株が、感染力が強い株として、世界でも広がってきているわけですから、その対応だというふうに思っています。 共同通信:ありがとうございます。もう1点だけ、UDタクシーの関係なんですけれども、国の補助としてすでにある中で、今回、市なり府の独自の補助を設ける理由というかは、なんか国の制度の使い勝手が悪いものなのか、二重取りはできないということを言及されてたので、あえて国の制度があるのに、それを使わずにこの市なり府の補助を受ける動機づけというのは、なんかあるんでしょうか。 吉村:もちろんこれは国の補助を使っていただいてもいいですし、金額を一緒に合わせましたので、国の補助というのが、どこまで台数、適用されるかが分からないというのがあるんですよ。前提として。まだこれは決まっていません。要は国の補助台数というのがどうなるかっていうのが、国からも示されていませんので。