大阪府・吉村知事が定例会見4月13日(全文4完)できるだけ早期治療を行うことが重要
大阪府の吉村洋文知事は13日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年4月13日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年4月13日) ◇ ◇
住み慣れたところで初期治療が受けられるように
吉村:障害のある方は、そこでコロナ以外のいろんなケアというか、そういったものも受けられているわけですから、それがまったく環境の違う病院での入院となるのが、本当にコロナはいいのかというのを考えたときに、今の、このオミクロンの状況を考えると、僕はむしろ住み慣れたところで初期治療が受けられるようにすると、そちらを原則にすべきだろうというふうに思っています。じゃないと、たぶん成り立ちもしないのではないかというふうに思います。 もちろんこれは入院を受け入れないというわけじゃなくて、症状が重たくなって、初期治療をしたにもかかわらず、これは重たくなったら、当然入院ということになりますけれども、その初期治療を施設に早く届くようにする。僕ら、今24時間と言っているんですけれども、それを届くようにすると。これが重要だというふうに思います。
3日に1日の検査にぜひ手を挙げてもらいたい
なかなか感染制御、マスクもなかなかできないという方もいらっしゃいますし、じゃあその方が病院に行って適切かということもあるかも分かりません。また、病院に行くと寝たきりの状況での治療を受けるということになりますから、それが可能かという。それが適切かということもあるので、新たな選択肢として、むしろ高齢者施設、あるいは障害者施設の方については、往診と、あれも、高齢者施設はもともと本来、連携医療機関があるわけですけど、連携医療機関において、そこで初期治療を受けられる仕組みが、僕は重要だと思っています。 コロナは、デルタまでは、コロナ肺炎というのが非常に多かったわけですけれども、むしろコロナの症状というのは肺炎まで至らない。もともと介護を受けられている方であったり、そこでケアを受けられている方は、そこでとどまったほうが環境としては適している、という場面もあるというふうに思っています。障害者施設もそうですし、高齢者施設の方だって、高齢者施設で、いろいろ介護の支援を受けている中で、病院に行くと逆に寝たきりになってしまって、そのあとのADLが、もう余計に低下してしまうと。それだったら施設に行って、初期治療も受けながら、さまざまな体を動かすというような、そんなこともやりながらしたほうが、その人にとって良いのではないかというのも、やっぱり考えていく必要がある。 なので、障害者施設、高齢者施設においては、まずはそこにウイルスが入りにくくするようにする、という意味での3日に1日の検査、これをぜひ手を挙げてもらいたいと思います。それから、PPE、防護服なんかはもちろんすぐお渡しする仕組みも整っています。そして、初期治療が受けられるようにする。往診が受けられるようにすると。 福祉と医療で、どっちかっていうと今まで分断されてたんですけど、福祉と医療の融合を、やっぱりコロナの分野では図っていって、そして早く往診等を受けられるようにする。今、その仕組みも構築して進めていますけれども。そういった仕組みが重要になってくると思っています。その辺りは、そういった要望も受けながら、部局とも相談をして対応をしてきているというところです。ちょっと営業補償までは難しい。これは、ほかのところも含めてなかなかそこは難しいかと思いますが、防ぐという意味、あるいは治療という意味ではしっかりと対応していきたいと思っています。