大阪府・吉村知事が定例会見7月1日(全文3完)設置場所は幅広に検討したい
補正予算の専決日は
NHK:NHKの青木です。先ほどフリップのご説明の中で補正予算の専決日はおっしゃってましたっけ。 吉村:失礼しました。専決日は、本日、専決をする予定です。7月1日付、本日、専決処分をする予定にしています。 NHK:ありがとうございます。重症センターなんですけど、この間の議論の中で少なくとも60床で何人のスタッフが必要だっていうふうに議論されてきたのかっていうのを教えてください。 吉村:それは今、僕自身が空でちょっと把握はできてないですけども、担当部においては60床いれば何人ぐらいの医療スタッフが必要でという算出はしているというふうには思っています。ただ、それを確保できているのかというと確保できていません。フルでやったときの。 NHK:第2波のときに人員が十分に確保できてなくても、この重症病床の使用率の分母っていうところにもう60床っていうのは入ってくるんでしょうか。 吉村:基本的に215をベースにして進めていこうと思いますが、大阪モデルの中の重症病床使用率に入れるかどうかはちょっとこれからの検討材料にはしたいと思っています。基本的には215の外枠にしようとは思っています。
基本的には分母に入らない?
NHK:基本的には分母には入らないっていう。 吉村:うん、基本的には分母には入れない。お医者さんも含めて確実に確保できている、今は188床ですけども、今188床で使用率が何%っていうのは毎日出してますが、そこからは、分母からは除外したい、しようというふうに思っています。ただ、分母から除外しますけど、ないわけではないので、60床は施設も造って確保してますから。いわゆる大阪モデルにおける警戒、ある意味、赤信号は今、重症病床の使用の数をベースにしていますけども、そこは変わることはないと思いますし、そこの算定の分母としては現実に動いてる188、あるいは増えてきたら215。それをベースにして重症病床使用率というのは出していきたいと思います。それプラス60床あるよっていうのはどっかで明記したほうがいいのかも分かりませんけど、ちょっとそこは考えてみたいと思います。 NHK:あと、きのう東京都が新たなモニタリング項目に警戒を呼び掛ける基準となる数値っていうのを設けなかったということを決めたんですが、これに対する大阪府の考え方を教えてください。 吉村:やはり府民の皆さんにとってきちんと数値基準、数値目標をお示ししないと、何を目標にしたらいいんですか、どういうときが危険な状態なんですかというのが分かりづらいと思いますから、大阪においてはきちんと数値基準というのは定めていきたいと思います。で、その数値基準に達したら黄色の信号をつける。そして危険な数値基準に達したら赤信号をつける。一定の明確な数値目標というのは、僕は必要だろうというふうに思っています。だから大阪モデルで信号の色をつける数値基準は、大阪では府民の皆さんが共有できるものとして僕は作っていくという考え方です。 でないと、それがないといったい今、危険な状態なのかそうじゃない状態なのかっていうのがなかなか分かりづらいし、感覚では数が増えているな、減っているなっていうのは分かるわけですけども、結局、じゃあそれ最後どこで判断すんのってなると、専門家の意見を聞いて知事が判断するとなれば、じゃあどの状態が危険がどうか、どこまでが許容できる範囲なのかっていうのが分からなかったらやっぱり大きな、社会経済と、感染拡大を抑止するという目標を僕は達成できないんじゃないかなというふうには思っています。ですので、数値基準はやはり公明正大にできるだけ分かりやすく根拠数字とともに示していくべきじゃないというのが僕の考え方です。