2025年「AI 5つの進化予測」、激変する“次世代”のAIエージェントやRPA、LLMとは?
2024年、あらゆるところ話題に上ったのが生成AIやAIエージェントだ。驚くべきスピードでリリースされる生成AIだが、2025年はどのように進化するのか? 本稿では2025年「AI 5つの進化予測」として、今後の一気に実装されそうな「エージェンティックAI」「自動コーディング」「IA(インテリジェントオートメーション)」「LLM Ops」を独自スライドを披露しつつ解説する。 【詳細な図や写真】AIエージェントとエージェンティックAIの違いなどを次ページ以降で詳説
生成AIが驚くほど進化した2024年
この1年、生成AIが「人間を効果的に支援するパートナー」に進化することを期待させるような基礎技術が矢継ぎ早にリリースされました。 驚くことに、生成AIが世間一般に広がり始めてからまだ3年弱であるにも関わらず、多くの技術が開発され、企業の業務にも幅広く取り入れられつつあります。 この記事では、2025年以降の生成AI×金融業界における注目テーマを5つ取り上げ、掘り下げます。これらのテーマは、単なる技術革新のリストではありません。それぞれが、今日の金融業界が直面する重要課題である効率化やリスク軽減、規制遵守、顧客体験の向上などへの直接的な解決策を提案します。 2024年は“AIエージェント”の概念が浸透し、クラウドやオープンソースのソフトウェアなどがこぞって対応して、企業の中でも実装を試みる動きが活発化した年でした。 2024年における生成AI周りでは、AIエージェントが最もよく目にするキーワードの1つだったと思います。 さて、2025年は、高度に進化したAIエージェントの形態をさす「エージェンティックAI(Agentic AI)」が「金融業とDX」の領域を席捲することになるでしょう。 AIエージェントを拡張しその上位概念であるエージェンティックAIは「エージェンティック(Agentic≒主体性を持つ)」という言葉の通り、AIがより人間のように環境を理解し、自律的に行動する特性を有しています。 次ページ以降でAIエージェントとエージェンティックAIの違いや、予測の1つであるIA(インテリジェントオートメーション)など、2025年の金融とAIについて5つの予測とともに展望します。