【空から撮った鉄道】「高輪築堤」のその後 3ヶ月後に撮影した姿
注目を集める「高輪築堤」
南側から見た品川駅。京急電鉄との間にあった山手線の電留線は、京急本線 泉岳寺~新馬場間の連続立体交差事業で京急の品川駅となるため更地に。赤白のクレーンがある辺りは再開発地区の「6街区」。その箇所に石垣が露出している(2021年3月30日、吉永陽一撮影)。
2020年に出土した「高輪築堤」は、いまや全国の注目の的となっています。学術教育関係、議員、マスコミ、抽選による一般公募など現地視察が実施され、出土した鉄道遺構としてはかなりの注目度です。私も常々気になっており、ここは定期的に空撮することにしています。 またこの記事を執筆中、JR東日本のプレス発表があり、新たに出土した信号機土台箇所は移築保存、第7橋梁部分の80メートルと、再開発後に公園となる箇所に出土した築堤部分の40メートルは現地保存され、その他の箇所は記録保存(写真や図面などで詳細を記録したあと解体して再開発)、調査せずに土で再埋没とのことです。これはまだ最終決定ではないですが、かなり具体的な内容となっています。 前回の撮影から3ヶ月後の2021年3月30日、再び現地を空撮しました。毎月ではなく3ヶ月ごとのほうが、発掘状況がわかりやすいと思ったからです。余談ですが、この空撮は誰に頼まれたわけではなく自主的なので、前回掲載の東京の桜と抱き合わせ、同じ日に空撮しました。(写真33枚)
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吉永陽一(写真作家)