【鎌倉・長谷エリア】能舞台の中で一服も。雰囲気が良すぎる名建築カフェ5選
〈MOKICHI KAMAKURA〉
住所:神奈川県鎌倉市長谷4-6-12 TEL:0467-33-4614 営業時間:11:30~16:00、17:30~21:00 定休日:火休 席数:100席 90年近く残る歴史的建造物が、レストラン&カフェとして営業をスタート。蔵元仕込みの日本酒やクラフトビールも充実する。
3. 能舞台茶寮 神楽
鎌倉大仏が鎮座する高徳院のほど近く。小径を折れると不意に喧騒が後退して鳥と虫の声が聞こえてくる。小径の先、山の緑に包まれるように立つ〈鎌倉能舞台〉。本舞台や見所と呼ばれる観客席を備えたスペースの一角に、カフェが開店した。舞台を望む見所後ろ、一段高くなった畳敷にテーブルと椅子をしつらえた喫茶室。屋外にはペット同伴OKのテラスも新設された。
伝統芸能である能の振興と普及を目的とした場所というイメージから、近隣住民も足を踏み入れることの少なかった能舞台。「まずはこの空間を楽しんでほしいと考えて、誰でも気軽に立ち寄れるカフェとして開放することにしました」と、能楽師の中森貫太さん。自ら店頭に立って接客し、時間があるときは、能の歴史や現在についての質問に答えている。
中森さんが点てることもあるという抹茶や、小面と呼ばれる女面と、迫力満点の般若の面の2種から選べるアートを施したカフェラテは、北鎌倉〈其中窯〉の河村喜史さんの器で。長谷の〈恵比寿屋〉で仕入れる季節の和菓子や、「鳩サブレー」でおなじみの〈豊島屋〉の「小鳩豆楽」とセットで供される。能装束や能面も展示され、舞台で使われる能面を顔に当てて視界の狭さを体感できる能面体験も好評だ。
桑ヶ谷と呼ばれる谷戸に立つ。季節ごとに表情を変える山の景色も見事。
〈能舞台茶寮 神楽〉
住所:神奈川県鎌倉市長谷3-5-13 鎌倉能舞台内 TEL:0467-22-5557 営業時間:11:00~15:00 定休日:月火水金休ほか舞台利用のため臨時休業あり 席数:18席 カフェは2022年春にオープン。「能を知る会」など定期公演も多数。