小池都知事が定例会見11月26日(全文2完)重病とか、いいかげんなこと言うなよと
具体的にどのようなことを検討していたのか
フジテレビ:はい。すいません。知事は、療養やテレワーク期間中に今後の東京都についてさまざま考えたとおっしゃっていましたが、具体的にどのようなことを特に検討なさっていたのでしょうか。 小池:日々だと、ルーティンワークというのもあります。そこから離れることができて、非常に客観的にいろいろ、東京都、そしてまた日本、世界、地球、それについて考えることができて、非常にいい時間を過ごすことができました、おかげさまで。4定の補正も喫緊の課題でありますし、そして、COP26でさまざまな課題が出てまいりました。これについては、やはり2030年にどうするのか、2050年、2100年と、本当に長期にわたるものですから、そこをどのように突破口を設けつつ、かつそれが経済的に受け入れられて、かつ技術的なイノベーションにつながっていくのか、などなどに思いをはせてきたところであります。 私自身は、COPには三度出ております。あそこは、だいたい1日は、少なくとも1日は、最後の日、延びるんですね。だから、最後の飛行機の予約っていうのを、二重、三重ぐらいに取らないと結論が出ない。そこまで交渉が延びたりするっていう、そこはまさに世界の国々のさまざまな事情、そして思い、それぞれの国の、なんて言うんでしょうかね。熾烈な競争の場なんですね。そういう中で、もっと日本もリードができるような、そしてまた東京はCO2やGHGの排出ということについては、これは一番多いわけですから、人口に比しましてね。それをどうしていくのか、どこからどういう制度を作っていけばどう動くのか、幾らぐらい都の予算を掛けて民間とどう協力していくのか、などなどあります。 それから危機管理ですね。危機管理の、水害から、それから地震、それと無電柱化等々。あと、オリパラのレガシーをどうしていくのか。山ほど課題がありますので、1つ1つに思いをはせながら、また、これまでためてきたさまざまな書籍がありますので、ゆっくり体を休めると同時に頭へのインプット、両方ができたかというふうに思っております。