49歳の夫が子供を望んでも…15歳年下妻がひそかに避妊をしていた理由
「夫婦であれ、一方が妊娠を望んでも、相手はそうではない可能性も多いです。特に今はアプリなどで出会い、“結婚のための結婚”をする夫婦が増えている。人間的に“合わない”という摩擦が、出産の回避へとつながり、浮気の原因になることもあるのです」と言うのは、キャリア10年以上、3000件以上の調査実績がある私立探偵・山村佳子さんだ。彼女は浮気調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」の代表だ。 【マンガを読む】4.4組に1組の夫婦が不妊治療…42歳新婚の女性の不妊治療 前編「困窮していた15歳年下妻が妊娠しない…投資マンション所有の49歳夫が抱いた疑惑」で詳細を伝えたように、今回の依頼者は49歳の恭史さん(仮名)。15歳年下の妻と結婚して4年になる。恭史さんはバツイチで投資用の不動産物件や車もあるプチ富豪だ。妻が30歳のとき、「若くて可愛い」と入籍。とにかく子供が欲しいと排卵期もチェックしてきたが、ずっと授からなかった。専業主婦だった妻は仕事をはじめ、出張と称しての外泊も増えてきた。そんな中で実は妻が低用量ピルを飲んで避妊をしてきたことを知る。 浮気もして子供を産むつもりもないのなら離婚だと、山村さんに調査を依頼したのだ。その結果は。そして妻の行動の理由は……。
「若くて可愛い」15歳年下の妻
恭史さんと妻との夫婦関係とこれまでを振り返ってみましょう。恭史さんは不動産関連会社に勤務する営業マンで、都心のタワマンに住み、車を所有、投資用不動産物件を複数持っている“プチ富豪”です。お金と努力で得られるものを入手した恭史さんですが、コロナ禍に家族だけがいないことに気づきます。親も年老いてきて、「孫の顔が見たい」と言い出していました。 そこでコロナ禍にマッチングアプリを使い、婚活をスタート。そこで、15歳年下の妻と出会います。当時の妻は派遣社員として働きながら、奨学金を返済していました。 2000円のランチをごちそうするだけでも喜ぶ様子に、恭史さんは若くて可愛いと結婚。入籍を機に、妻は専業主婦になります。この時、恭史さんは、数百万円あった奨学金の残債を払いました。 妊活は続けましたが、2年間子供が授からず、妻はIT関連会社に正社員として働き始めます。恭史さんも相変わらず多忙な毎日を過ごしていましたが、排卵期に妊活をするという夫婦の取り決めは守っていました。しかしあるとき恭史さんは性交渉を断られ、妻に疑惑を抱きます。離婚を切り出したところ、妻は「離婚したくない」と泣き出しました。妻はタワマンに住み、恭史さんのクレジットカードで好きなものを購入できる生活を4年間も続けている。妻はこれが目的なのではないかと感じるようになりました。 恭史さんはゴミを出している最中に、薬の保護フィルムを発見。調べると低用量ピルで、妻はずっと内緒で避妊していたことがわかったのです。妻は再就職してから地方出張や無断外泊が増加。浮気を確信した恭史さんが「妻はこの土日に出張すると言っている。男がいなければ、妻との婚姻生活を継続します。でも、ここで出たらアウト。即刻離婚です」と言います。すぐに調査に入りました。