「宣言」再延長 菅首相が会見(全文2)接種チャネル増やすことが非常に重要
菅義偉(よしひで)首相は28日夜、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「緊急事態宣言」6月20日まで再延長へ 菅首相が会見(2021年5月28日)」に対応しております。 【動画】「緊急事態宣言」6月20日まで再延長へ 菅首相が会見(2021年5月28日) ◇ ◇
まずは高齢者にしっかり2回打ちたい
菅:それで、50%ということでありましたけども、高齢者の人が約3600万人います。この2回を7月いっぱいで終えたいということを私は申し上げています。さらに今、多くの大規模接種会場が全国から続々と、こうしたものをやりたいというご要望がありますので、あるいは大学からもあります、企業からもあります。そうしたこともしっかり進めていきたいというふうに思っています。 今、政府がこの6月いっぱいには1億回分を超えるワクチンを用意していますし、その先も9月までにはさらに1億を大幅に上回るワクチンも用意しています。そういう中で、海外は1回を早く打っているんですね。イギリスなんかはそうですけど、1回目を5割いったらだいたい効果が、ものすごい効果が出たということで、今はマスクなしにしていますけども、日本はまずは高齢者の方にしっかり2回打ちたい。これは尾身先生をはじめ専門委員会の皆さんからのお話を伺った上で行っています。そこは違うと思いますけども、今、具体的に申し上げることは控えますけども、この高齢者の皆さんが2回、そこにプラスというのがかなり多くあることは申し上げたいというふうに思います。
半分ぐらいになると少しは効果が出てくると思う
尾身:私も質問があったので。集団免疫がいつごろ達成されるかということですけど、実は皆さん最近、外国の、特にワクチンの接種率が高い欧米の国を見て、ワクチンの接種率が上がったと同時に急激に感染者が減っているというカーブを見ると、比較的まだ接種率が低いところで、感染者が下がっているというふうに感じられると思いますけど、実は欧米の今、話したような国では、実はロックダウンをした時期、終わったあとに打っているということもあるし、それから国民というか、その国の多くの人がもう感染しているという中でやったというようなことがあって、そのまま外国の例を日本に持っていくことは、私はできないと思っています。 その上で、どのぐらいというのは、これはまたまた今、まだサイエンティフィックにはっきりした、日本の場合に何%というのは言えませんが、このワクチンは実は当初、われわれも去年、分科会でこのプライオリティーなんか、優先順位を議論したときの提言では、基本的にはこれは発症予防、それから重症化予防というのがメインであるというふうに、われわれはそういう前提で話していましたけど、ここに来ていろんな外国のいろんなデータなんかを見ますと、いわゆる発症予防に加えて感染の予防ですね、これについてもかなり効果があるんではないかという指摘がなされている。 そうなると、今、高齢者がある程度、希望者がいったあとになるべく早くそれ以外、65歳以下の人になるべく早くワクチンをやることによって、高齢者の場合には重症化予防ですけど、感染予防というのもどうもわれわれが思っていたよりも期待されるということで、もうなるべく早く、高齢者がある程度打っていたら、弾力的にいろんな接種のチャネルを増やすということが非常に重要で、若い人たちにもなるべく早く打つということで集団免疫というか、日本の感染を、ということが今、求められて、いつということは、だけど半分ぐらいになると少しは効果が出てくると思う。 ともかく早く若い、65歳以下の人にも打つということで、そのためには一番大事なことは、ワクチンの接種のチャネルを多様にするということが非常に重要なんで、そういうことで集団免疫というような状況、そのような状況ですよね、感染がどんどん少なくなるような状況がなるべく早くするために、オールジャパンで努力すべき、今は時期だと思います。 司会:それでは読売新聞、黒見さん、どうぞ。