「宣言」再延長 菅首相が会見(全文2)接種チャネル増やすことが非常に重要
接種と社会活動再開の関係性をどう考えているのか
フジテレビ:フジテレビの鹿嶋です。ワクチン接種とマスクの着用に関する関係性についてお聞きしたいと思います。先日、韓国政府がワクチンを1回でも接種した人に関しては7月以降、屋外でマスクを着けなくてもいいよと、義務化を外すということを発表されました。今は国によってその状況、前提はもちろん違うと思いますけども、日本政府としてそうしたこと、措置、マスクをもう着けなくていいですよというのがある程度、接種が進んだらアナウンスする可能性があるのか、あるいはまだまだ時期尚早と考えるのか。ワクチン接種と社会活動の再開の関係性についてどういうふうに考えているのかお聞かせください。 菅:まず、今回のワクチンについては発症予防や重症化リスク、また、その予防に効果がある、そうしたことが期待をされています。一方で感染を予防する効果については、効果を示すような調査研究はありますけども、現時点においては明らかにはなっていないということです。また、マスクの着用でありますけども、冒頭のあいさつの中で申し上げましたけども、福井県の調査では感染経路を特定できた感染者のうち85%がマスクなしの会話をしていた。そういう原因が、されております。ですからワクチンを接種した人であってもマスクの着用をはじめ、基本的な感染防止対策、マスクを着用して手洗いをして3密を避ける、こうしたことは現時点においては私自身は必要だというふうに思っています。 ただ、諸外国においてワクチン接種によって社会経済活動を行っている国もあります。先ほど尾身会長からお話がありましたけども、ロックダウンをしていてどうしても感染拡大を防ぐことができなかった中でワクチンによって回復をしているということも、これは事実であります。いずれにしろ政府として、このワクチン接種に今は全力を挙げていますから、どんどん進んでいくというふうに思っています。そういう段階の中で、やはり専門家の先生方にご相談をさせていただきながらの判断ということになるだろうというふうに思います。 司会:それではブルームバーグの延広さん、どうぞ。