「宣言」再延長 菅首相が会見(全文3完)二正面の対応で封じ込めたい
菅義偉(よしひで)首相は28日夜、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「緊急事態宣言」6月20日まで再延長へ 菅首相が会見(2021年5月28日)」に対応しております。 【動画】「緊急事態宣言」6月20日まで再延長へ 菅首相が会見(2021年5月28日) ◇ ◇
今回の延長を本当に最後にする覚悟はあるのか
西日本新聞:西日本新聞の湯之前といいます。先ほど、総理が冒頭の発言の中で、今回の宣言を最後にすると、今までは言うことが多かったと思うんですが、今回はおっしゃっていませんでした。で、このところ毎週のように宣言の延長とか、地域の追加とかが繰り返されて、これが国民が宣言を信用しなくなっている要因となっていると思います。これ、延長後、より強い措置で人流とか、あるいは人の接触を減らすといったような対策も先ほどの説明では特にありませんでした。これで本当に6月20日に解除できるのでしょうか。政府は今回の延長を本当に最後にすると、そういうような覚悟があるおつもりなのか、そのためにはより強い人出の制限などの対策が必要ではないのか、菅総理と、あと尾身先生に見解を伺いたいと思います。 菅:まず私から申し上げます。変異株の影響もあり、制限の期間が、これ、長くなっているというふうに思っています。国民の皆さんの間には自粛疲れや慣れが出ていると承知しており、こうしたことも配慮しながら、効果的なものに的を絞って対策を講じてきました。特に専門家の皆さんからやはり飲食は徹底をして注意をするようにというご指摘をいただいておりましたので、そうしたことを行ってきました。で、今回はワクチンという感染対策の切り札、そうしたことで、まさにこのワクチン接種というものに全力で尽くす。そして、同時に従来の感染防止策を行う。そういう中で、この感染拡大を防ぐ、減少させる。従来と違って、ある意味では、今回ワクチン接種の状況でありますので、そこは従来とは違ってきているというふうに思っています。 こうしたことを国民の皆さんにお伝えしながら、このワクチン接種、円滑にいくように、政府として全力で取り組んでいます。今日までも1100万人を超える接種が行われています。これからどんどんと、申し込みも来ています。例えば企業とか学校、職域というんですかね、そういう中で来ていますし、地方自治体からも集団接種会場を設置したいと。ここも冒頭、私、申し上げましたけども、どんどんそうした自治体が出ているということも、これ、事実でありますので、今回は二正面の対応でなんとしても封じ込めたいと、このように思っています。