「宣言」再延長 菅首相が会見(全文2)接種チャネル増やすことが非常に重要
100万回になるのはいつごろの見通しか
読売新聞:読売新聞の黒見です。ワクチンの接種で、関連でお伺いいたします。総理は先ほどもおっしゃられたように、1日100万回の目標を掲げていらっしゃいますけれども、大規模接種の設置とかが相次いで、今後、100万回になる見通しというのはいつごろになるというふうにみてらっしゃいますでしょうか。よろしくお願いします。 菅:まず、諸外国の例を見ても、やはりワクチンは感染防止の切り札だというふうに思っています。ですから政府としては総力を挙げて、このワクチン接種に全力を挙げているところであります。こうした中で、接種の際の打ち手がいない、そうした根詰まりの部分については政府で地方自治体の皆さんにも手伝いをさせていただいているところであります。 現在、1日40万回から50万回でありますけれども、6月に入って中旬以降は打ち手も含めて100万に対応できるような、そうした体制が中旬以降にはできてくると、このように思っています。とにかくワクチン接種に全力を挙げて感染対策を行うと同時に、このコロナとの戦いに私自身が先頭になってこれを取り組んで、なんとしてもこの感染、国民の皆さんが安心・安全な暮らしを、かつての日常を取り戻すことができるように全力で取り組んでいきたい、こういうふうに思っています。 司会:それでは奥の、テレビ東京、篠原さん、どうぞ。
五輪による人流増の防止策は
テレビ東京:テレビ東京の篠原です。私も五輪についてお伺いいたします。開催に当たってやはり世界各国から、削減したとはいっても数万人単位の人が訪れます。また、もし観客ありでやる場合は国内でも多くの人が東京に集まるということが予測されるわけで、人流が加速化されるわけですね。そうした場合のこの新型コロナ感染拡大のリスクを政府としてはどういうふうに分析していますでしょうか。また、国外から来ることに対しての防止策というのは今、総理はお話しになられましたけれども、国内の人流に対しての防止策とか感染防止策というのはどういうふうにお考えでしょうか。 菅:今、わが国では、緊急事態宣言下ではありますけども野球やあるいはサッカーなど、一定の水準の中で感染拡大防止をしっかり措置をした上で行っていることも、これは事実だというふうに思っています。政府としてこうした点も十分にそれぞれ学習していますので、そうした中で対応することはできるというふうには思います。ですから入場を何人にするとかそういうことは、今は5000人規模ですが、宣言下で今やっています。そうしたいろんなことを参考にしながらこれは考えられるというふうに思っています。対応はできると思っています。 司会:それでは国際メディアから、香港フェニックスの李さん、どうぞ。