「ADHDの我が子を好きと思えない」母のしんどさ乗り越えるヒントは
我が子を好きになれない理由
注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの発達障害がある子どもには、「かんしゃくがなかなか収まらない」「友達にすぐに手を出してしまう」といった特徴があると言われています。読売新聞の掲示板サイト「発言小町」には、我が子がADHDと診断され、思い通りにならない子育ての日々に悩む母親からの投稿が届いています。寄せられた声から、悩みを乗り越えるためのヒントをピックアップしました。 「ADHDの自分の子供を好きと思えません」のタイトルで投稿したのは、5歳と3歳の2人の男の子を育てる専業主婦の「いりお」さん。幼稚園に通う上の子はADHDと診断されており、毎日ハラハラ、ドキドキすることばかり。 園では、友達に手を出し、連日のようにトラブルを起こしてしまいます。トピ主さんが園に迎えに行くと、他の子どもたちがニヤつきながら、トピ主さんの長男にされたことを言いつけに来るそう。「その度に自分の子を叱りながら惨めな気持ちでいっぱいになります。ちゃんとダメな理由を全部何度も説明してるのに、できないのが悔しくてたまりません」とトピ主さんは心情を吐露します。 街中でかんしゃくを起こして金切り声を上げることもしばしば。そんなとき、トピ主さんは消えてしまいたい気持ちになるといいます。カプセル自販機の「ガチャガチャ」に執着し、「もうだめだよ」と制止したら、帰宅するまでずっと大声で叫び続けたことも。道を歩いているときに急に全力で走り出し、いなくなってしまうこともよくあります。トピ主さんは下の子のベビーカーを押しながら歩いているので、全力疾走の長男を追いかけることができないのです。 このように、長男の衝動的な言動に振り回され続ける毎日。「下の子は聞き分けが良く、とても育てやすく感じるのに……」と気持ちの整理がつきません。夫は子どもと遊ぶ時間を1日30分と決めていて、30分たつと自室にこもってしまうそう。「ADHD障害のある子供を育てられた方は、どのように障害特有の難関を乗り越えられましたか? また、(子供の)どのような箇所を好きになりましたか?」と、トピ主さんはすがる思いで発言小町に問いかけました。 このトピには、45件を超える反響(レス)が寄せられており、エールマークも1600回以上押されています。