大阪府・吉村知事が定例会見5月18日(全文4)旅行需要が下がる時期だからこそ再開すべき
大阪府の吉村洋文知事は18日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が会見 飲食店の人数制限、認証店で解除へ(2022年5月18日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が会見 飲食店の人数制限、認証店で解除へ(2022年5月18日) ◇ ◇
既存施設を使ったほうがいいとの声もあるが
毎日新聞:毎日新聞の【隈元 01:02:17】です。すいません、きのうもちょっと質問に出た と思うんですども、7月から運用が開始される高齢者医療介護臨時センターについてのお問い合わせです。16日の夜の識者会議のほうでは、ちょっと40床という規模では小さ過ぎるし、それだったら、そこを借り上げて1日2億で運営するのであれば、既存の施設のほうを使ったほうがいいんじゃないのか、既存の応援を手厚くしたほうがいいんじゃないのかという声もありました。もう方針は決まっていると思います。こういった声について、知事はどのように考えられるか教えてください。 吉村:二者択一ではないと思っているんです。だから既存の応援を今後も増やしていく、求めていくということについては、これはこれで当然やっていきます。臨時のセンターだけで全てが賄えるとは、毛頭思ってないです。やはり、一番、最も大切なのは初期治療ですから、クリニックや診療所を増やしていく、そして往診を増やしていく、高齢者施設や自宅におられる高齢者、あるいは非コロナ病院で初期治療が受けられるようにする、これが僕は主戦場だと思っていますので、ここを徹底的に強化をしていきたいと思っています。
医療もできるし、介護もできる施設
その中でも、あくまで補完的に、いろんな応援体制というのも、さまざま要請もしながら補完的に、これは何もしなければ、そこの施設っていうのは、確か障害者施設ですかね。障害者施設を想定してつくられたわけですけども、そこの開設をちょっと法人さんとして、コロナの対応に使ってもらっていいよということですから、できたこの施設でさまざまな整備が整っているところを活用する。やらなければこれは、やらないことによって何か、ほかが減っているわけではないので。やることによって、コロナの専門の医療臨時センターができるということになります。やらなかったら、じゃあほかで何か増えるのかというと、増えないです。ですので、僕はやったほうがいいと思っています。 その中身としても、今までにはない機能を持っています。つまり要介護3という非常に高い介護度の方、これは寝たきりの方も含みます。コロナとしてはそこまで重くなくても、介護度が非常に高い方の行き先っていうのが、今までどうしても厳しかったんです。これは病院もそうです。病院自身もやはり非常に高い介護度の方で、治療の必要性というと、そこまででもない方をどうするのかと。看護師さんは介護士さんじゃないので、そういった意味で非常にやっぱり大変な状況になる、なかなか受け入れも難しいという状況もあります。 逆に受け入れたとしても、その患者さん本人にとっても、寝たきりの状況に、もともと寝たきりじゃない人がそこに入ってしまうと、そこでずっと10日や2週間寝たきりの治療を受けると、逆にADLが高齢者ですから低下して、大きく低下してしまうと。あるいは認知症が非常に厳しくなってしまうというのは、今日も本部会議の資料でも出したとおりです。なので、元いたところで治療をできるだけ、あるいは介護も含めてできるというのが、僕は望ましいんだろうと思っています。もちろん、コロナ肺炎で重症化したら別ですけれども。 じゃあそう考えたときに、医療もできるし、介護もできる、そういった施設っていうのは、僕はあったほうがいいと思っているんです。医療も介護もできる。介護も介護度が高い、非常に高い、要介護度が3以上ですから、寝たきりだけじゃありません。認知症の介護度も高い方も含めてです。認知症の介護度が高い方っていうのは、やはり治療も非常に難しいというところもあります。