大阪府・吉村知事が定例会見5月18日(全文4)旅行需要が下がる時期だからこそ再開すべき
いらっしゃいキャンペーンの再開理由は
毎日放送:毎日放送の有馬と申します。「大阪いらっしゃいキャンペーン」についてお伺いします。知事はこれまで、旅行や観光での県民割の再開については、我慢需要があるとして、再開に対して慎重な姿勢を見せてこられたかと思います。今回、再開する理由について、あらためてお伺いしたいです。 吉村:まず、「大阪モデル」の緑の信号がついたということです。そういった感染状況になっているというのが1つです。そして、ワクチンもある程度接種が進み、変異株の置き換わりもある程度完了もしている中で、とりわけ観光業の皆さん、非常に厳しい状況になっている皆さんが多くいらっしゃる、お土産屋さんもそうですし。そういった方をできるだけ支援もしたいと思います。また、府民の皆さんも、そういった我慢需要はあると思うんですけれども、そういったもの、機会を利用して、これはもう心身ともに楽しみたいという方も多くいらっしゃると思います。ですので、そこをきちっと、感染対策を取った上での、後押しをするということです。 なので、ワクチン3回接種、これは大阪府民が府内を利用する場合も、僕はこれは3回接種を要件にしたいと思っています。今2回接種のところも多いですけれども、僕は3回接種。あるいはワクチンを受けてないという方は、やっぱりPCRの陰性、PCRに限るのかな、ちょっと、陰性確認の陰性検査。これを利用の要件として、できるだけ安全な形で、そして旅行や宿泊を楽しんでいただく。冷え込んでいる、非常に厳しい状況になっている事業者の方、あるいはそこで働いていらっしゃる方を支援したいと、そういう思いです。
ブロック割にする理由は
慎重なのはもちろん、この間、大阪も感染が非常に拡大しやすいエリアでもあります。都心部でもあります。もともと我慢需要だってあるので、ある程度、このゴールデンウィークもそうですけど、非常に人出も増えてくるという状況にもあるというふうにも思っています。ですので、この間は、他のエリアではやっていましたけれども、大阪はやってきませんでした。ただ、年度替わりの集中警戒期間、またこのゴールデンウィークで警戒すべき時期を経過してもなお、やはり山ができなかったということも踏まえて、あとはさまざまな状況も踏まえた上で、「いらっしゃいキャンペーン」を6月から、頭から再開をしたいと、そう思っています。 ただ、できるだけ安全、今、取りうる感染対策として、最も厳しいことになると思いますけれども、しっかりとした感染対策を要件とした上で、再開をしたいと思っています。 毎日放送:知事のそういうお考えは、すごい理解できるんですが、より感染が下がってて、緑信号になったからっていう意味で言うと、府民の皆さんの我慢需要もより出やすいのかなと。わざわざ「いらっしゃいキャンペーン」とかをしなくても、より行かれるのかなと思う点があるのと、あと府内だけではなくて、ブロック割を考えていると先ほどお話にあったんですが、ブロック割にする理由っていうのは何かあるんでしょうか。 吉村:まず当然、我慢需要はあると思います。ただ、我慢需要は当然あるという中で、その我慢需要があるという判断があったので、今まで、京都や兵庫も再開していたけど、大阪はストップしてやっていなかったわけです。