朝食はコップ1杯の白湯飲んで!「なんだかフワフワする」を改善する食事法を医師が解説
著者メッセージ
ふわふわするめまいは、実は誰もが一度は経験したことがある憂鬱でつらいものです。 その原因はさまざまですが、自律神経の乱れが深く関係しており、本書では食事から治すことを目指します。 自律神経を整えるのには、ヒトの体内にある「体内時計」という1日周期でリズムを刻む時計を、乱れなく動かすことが重要です。そのためには、朝から食事によって腸を中心に体温を上げていき、昼過ぎをピークとし、夜にかけて徐々に下げていく周期を守りましょう。 これによりめまいは解消し、元気で生き生きとした生活を取り戻すことができます。(坂田英明医師)
書籍紹介
『フワフワするめまいを治す最強の食事術 名医が教える新しいめまい撃退法』(徳間書店)
私は、これまでに3万人を超える「体がフワフワするめまい」の患者さんを診てきました。 この種のめまいは、専門であるはずの耳鼻咽喉科や脳神経外科、心療内科に行っても、はっきりとした原因や病名が下されないことがよくあります。原因や病名がわからなければ、医師としても治療の施しようもありません。 日本には、推定約3000万人のめまいの患者さんがいるといわれています。その数は、人口比でおおよそ4人に1人。このうち、回転性めまい(グルグルめまい)は800~1000万人。フワフワめまいは、実に2000万~2200万人もいるとされています。 本書で提案するのは、耳鼻咽喉科の病気では珍しい、食事を中心とした生活改善によるめまいの新しい改善法です。 「ふらつきがなくなった」「足元がしっかりしてきた」「吐き気も消えた」「グルグルめまいも治った」――本書の方法で、実際にフワフワめまいに悩むたくさんの人がよくなっています。 今日からあなたも試してみてはいかがでしょうか。
著者紹介
■坂田英明 (さかた ひであき) 川越耳科学クリニック院長。埼玉医科大学総合医療センター客員教授。1988年、埼玉医科大学卒業後、帝京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科助手。ドイツ・マグデブルグ大学耳鼻咽喉科研究員、目白大学保健医療学部言語聴覚学科教授を経て、2015年に川越耳科学クリニックを開院。 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医、日本小児耳鼻咽喉科学会評議員、日本聴覚医学会代議員、Neurootological and Equilibriometric Society副理事長、『The International Tinnitus Journal』編集長。 ■神崎 晶 (かんざき しょう) 国立病院機構 東京医療センター 感覚器センター 聴覚・平衡覚研究部 聴覚障害研究室室長。めまい相談医。1994年、慶應義塾大学医学部卒業後、静岡赤十字病院、静岡市立清水病院を経て慶應義塾大学医学部大学院に入学。2002年、大学院医学研究科修了(医学博士)。大学院在籍中にアメリカ・ミシガン大学クレスゲ聴覚研究所研究員、慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科専任講師(慶應義塾大学病院アレルギーセンター副センター長併任)を経て、22年より現職。