2024年の主な文学賞:長期の休みにお薦めの作品
2024年の主な文学賞一覧
【芥川賞】 (2023年下半期) ・『東京都同情塔』九段理江 新潮社 (2024年上半期) ・『バリ山行』松永K三蔵 講談社 ・『サンショウウオの四十九日』朝比奈秋 新潮社 【直木賞】 (2023年下半期) ・『ともぐい』河崎秋子 新潮社(「崎」=たつさきが正式表記) ・『八月の御所グラウンド』万城目学 文藝春秋 (2024年上半期) ・『ツミデミック』一穂ミチ 光文社 【本屋大賞】 ・『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 新潮社 【山本周五郎賞】 ・『地雷グリコ』青崎有吾 KADOKAWA 【三島由紀夫賞】 ・『みどりいせき』大田ステファニー歓人 集英社 【大宅壮一ノンフィクション賞】 ・『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』春日太一 文藝春秋 【吉川英治文学賞】 ・『悪行』黒川博行 朝日新聞出版 【日本推理作家協会賞】 ・『地雷グリコ』青崎有吾 KADOKAWA ・『不夜城(ナイトランド)』荻堂顕 祥伝社 【新潮ドキュメント賞】 ・『南海トラフ地震の真実』小沢慧一 東京新聞
【Profile】
滝野 雄作 書評家。大阪府出身。慶應義塾大学法学部卒業後、大手出版社に籍を置き、雑誌編集に30年携わる。雑誌連載小説で、松本清張、渡辺淳一、伊集院静、藤田宜永、佐々木譲、楡周平、林真理子などを担当。編集記事で、主に政治外交事件関連の特集記事を長く執筆していた。取材活動を通じて各方面に人脈があり、情報収集のよりよい方策を模索するうち、情報スパイ小説、ノンフィクションに関心が深くなった。