【40代・50代、「顔ピラティス」で脱ドンヨリ顔!⑬】舌を鍛えて、にっくき二重あごにテコ入れ!
右→左→前へと出し、さらに舌の筋肉をエクササイズ!
1. 付け根から舌を右側に出す。 2. 目線は舌と同じ方向に、でも頭と首の位置は正面を向く。 3. おでこにシワを寄せないように。あくまでも舌だけの力を使って動かす。
1. 同じく、舌を左側にも出していく。
1. 最後にあごを少し引き、顔を正面へ。喉の奥から真正面に向かって、舌を出していく。 2. 舌の先端は、NORIKOさんのように、巻き込むようにして少し上げる。
舌エクササイズは二重あご・たるみ防止だけではなく、口呼吸の予防にも!
シンプルながら、じわじわと効いてくる舌のエクササイズ。自分なりのペースで動かしていくと、あごのまわりがポカポカと温かくなってくるのも感じられる。 「舌が思うように口から出せない、と思う人は、舌の筋肉が弱っている証拠。少しずつ続けていくうちに、滑らかに出せるようになります」 そして、こんな舌の筋力の測定方法も教えてくれた。 「口を閉じてみてください。その際に、舌先が軽く上あごに触れるのが自然な筋力を保っている舌の位置です。でも筋肉が弱まると、口の中で舌がだらんと垂れ下がり、一緒に口もあいてしまう。その結果、口呼吸も招いてしまうんですね。 口呼吸は外部からの雑菌やウイルスをそのまま体内に取り込むので、風邪をひきやすいなど、健康にもかかわってきます。そして口呼吸でいつも口が半開きになっているのも、二重あごが加速する原因のひとつ。意識して、舌を自然な位置に戻していきましょう! 舌のエクササイズで素敵なフェイスラインとヘルシーな体、両方をつくりたいですね」 引き締まったフェイスラインを手にしたならば、鎖骨まわりもきれいに見せたい! というわけで、次回は大人のヘルシーなデコルテをつくっていく。
【教えてくれたのは】
NORIKOさん NOBI STUDIO BARCELONA代表。スペイン・バルセロナ在住。骨格矯正メソッド・ヤムナボディローリングとピラティスが専門。モットーは、アラフィフから健康でいるための体作り。Instagram、YouTubeを中心に、大人のボディ&フェイスを快適に整えるエクササイズを発信している。書籍『更年期世代の不調を取り去る 大人ピラティス』(KADOKAWA)も好評発売中。 撮影/藤澤由加 取材・文/石井絵里