岸田文雄首相が就任会見(全文2)東北の復興なくして日本の再生なし
第100代内閣総理大臣に就任した岸田文雄首相は4日夜、記者会見を開いた。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「岸田文雄首相が就任会見 岸田内閣が発足(2021年10月4日)」に対応しております。 【動画】岸田文雄首相が就任会見 岸田内閣が発足(2021年10月4日) ◇ ◇
常設機関にするのか
毎日新聞:常設の機関としてずっとあるものなのか。 岸田:ごめんなさい。ですから、これは新しい資本主義を実現する、これは一朝一夕に実現できるものではありません。ぜひこうした成長と分配の好循環、これを続けていくためにも、こういったさまざまな努力は続けていかなければなりませんので、これ、短期間で終わるものではないと思います。内閣としても、内閣を挙げて取り組まなければいけない課題ですので、中長期的にこうした会議を活用していくことを考えていきたいと私は思っています。 司会:それでは次、では秋山さん。
金融所得課税の見直しは行うのか
日本経済新聞:日本経済新聞社の秋山です。お疲れさまです。新しい資本主義の関係なんですけども、総裁選を通じても金融所得課税の見直しっていうのは、1つ訴えられていたかと思うんですけども、1億円の壁という話もありますが、この辺の政策についてはどのようにお考えでしょうか。 岸田:新しい資本主義を議論する際に、こうした成長と分配の好循環を実現する、分配を具体的に行う際にはさまざまな政策が求められます。その1つとしていわゆる1億円の壁ということを念頭に、金融所得課税についても考えてみる必要があるのではないか。さまざまな選択肢の1つとして挙げさせていただきました。 当然それだけではなくして、例えば民間企業において株主配当だけではなくして、従業員に対する給与を引き上げた場合に優遇税制を行うとかさまざまな政策、さらにはサプライチェーンにおける大企業と中小企業の成長の果実の分配、適切に行われているのか、下請けいじめというような状況があってはならない、こういったことについてもしっかり目を光らせていくなど、さまざまな政策が求められると考えています。ご指摘の点もその1つの政策であると思っています。 司会:では、2列目の端の方どうぞ。どうぞ。