「丁寧な説明」「丁寧な対話」 岸田首相、初の会見で訴え
岸田文雄首相は、岸田内閣の発足を受け4日記者会見した。冒頭発言で、岸田首相は「丁寧な説明」「丁寧な対話」など言葉を繰り返し用い、新型コロナ対策などで国民と向き合っていくと述べた。 【動画】岸田文雄首相が就任会見 岸田内閣が発足
「新型コロナとの闘いは続いている―」 岸田首相はこう切り出すと、「私の内閣ではまず喫緊、かつ最優先の課題である新型コロナ対策に万全を喫していく。国民に納得感を持ってもらえる丁寧な説明を行うこと、そして常に最悪の事態を想定して対応することを基本としていく」と厳しい表情で語った。 そして、「新型コロナによって大きな影響を受けた方々を支援するために速やかに経済対策を作成していく」と述べる、自民党総裁選でも訴えた「新しい資本主義の実現」を追求する姿勢を示した。 さらに「若者も、高齢者も、障害のある方も女性も、全ての人がいきがいを感じられる、多様性が尊重される社会を目指していく。これらを実現するためには1人1人の国民の声に寄り添い、そして多様な声を真摯に受け止め、形にする。こうした信頼と共感が得られる政治が必要だ。そのため国民の皆さんとの丁寧な対話を大切にする」とも訴えた。