もしもワニに噛まれそうになったら…イノシシに突進されたら…。いざという時の、命を守る対処法を解説
◆イノシシの被害は後を絶たない 人間がイノシシに襲われる事件は毎年、日本中で起きています。 2021年には兵庫県の山中でイノシシにかまれた男性が用水路に引きずりこまれて亡くなり、2022年には広島県の住宅街で男女4人が突進されてケガをしました。 【助かるには…】イノシシに突進されたら、高いところによじ登る イノシシに遭遇したら、高いところに登って逃げましょう。 イノシシは高さ1mくらいの障害物ならジャンプで飛びこえられますが、それ以上高い木やフェンスの上などには登ってこられません。 人間の食べ物ほしさにカバンを狙うこともあるので、まずは荷物を遠くへ投げて気をそらし、そのスキに高いところによじってイノシシがあきらめて去るのを待ちましょう。 これやっちゃダメ!NG (1)背中に手をついて飛びこす イノシシは股のあたりに突進してくるので、飛びこす瞬間にするどいキバで股の大血管を切りさかれるおそれがあります。 (2)正面から立ち向かう 正面から立たち向かうイノシシは時速45kmの速さで突進してくるので絶対にはね飛ばされますし、かまれるおそれもあるのでやめましょう。 ※本稿は、『いのちをまもる図鑑 最強のピンチ脱出マニュアル』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
今泉忠明,滝乃みわこ