大阪府・吉村知事が定例会見2月4日(全文4)一気に緩めることは考えていない
知事もワクチンの効果や副反応の情報は持っていないのか
で、ワクチンが行き渡って、もうこういう休業要請なんかしなくてもよくなるような大阪というのを早く目指していきたいと思うし、そうなれば飲食店も自信を持っておいしい料理をどんどん府民の皆さんに提供してもらいたいと思いますし。そういった元気のある大阪を一日も早く取り戻したいと思います。そこに至るまでにいろんな壁もあると思いますけど、批判もあると思いますけど、僕はそこを目指して、それを一日でも早く実現したいというふうに思っています。 ただ、どうしてもワクチンのない中でいくと、そのバランスを考えながらかじ取りをしていかなきゃいけないと。緊急事態宣言、あるいは抑え込むというのをずっと続けて、人がとにかく動かないというのは、感染症対策の観点からはやっぱり正しい考え方だと思いますけれども、逆に言ったらそういう人たちの生活から見ると、ものすごい強烈なダメージを受ける、犠牲があるというのはやっぱり認識しなきゃいけないというふうに思っています。 Lmaga.jp:あともう1点なんですけれども、昨日、ワクチン接種の連絡会議がありまして、多くの委員の方から、副反応だったり、ワクチンの効果というのが、公的な情報がないというふうなご意見もあって、現状は知事のほうでもワクチンの効果だったりとか副反応的な情報はないという認識でよろしいでしょうか。 吉村:これはワクチンのファイザーが、いわゆる治験の結果であったり、そういったものをすでに報道もされてます。有効率については90%を超えるという有効率ですから、非常に高い有効率だというふうに思います。インフルエンザワクチンだと、だいたい50%ぐらいですから、かなり高い有効率。それから重症化を抑制する割合、これも非常に高い数字が出ています。
接種の遅れにはプラスの側面も
効果としてやっぱり高いんだろうというふうには思います。副反応についても注射したところが痛くなるとか少し熱が出るとか、そういうことも、それなりの割合も出てるというのも、これはもうすでに明らかにされているところです。 ただ、アナフィラキシーショックについて、アレルギー反応ですね、それについて注意しなきゃいけませんが、それについて、先ほど申し上げたちょっとした熱が出るとか痛みっていうのは治まってくるわけですけど、アナフィラキシーショックについての副反応について、20万人に1人の割合で、20万回に1回の、1人の割合、1回の割合で出るというふうにも、これはファイザーが確か発表してたというふうに思います。そういった情報をできるだけ正確に発表、これはもう基本的には国の仕事にはなると思うんですけど、どんどんやっぱり出していく必要があるというふうには思います。 それから、このワクチンについては先行接種がされてますんで、日本で、G7でまだワクチンないという批判されることもやっぱりあるんですけども、それはそういう側面があって、一方ではワクチンによってどういう効果が、副反応が出るかっていうのは見れる側面もあると。そういう意味でプラスの側面もあると思ってまして。もうすでに世界では1000万人を超える方がこのワクチンの接種を受けていますけど、これによって大きな副反応、さっきのアナフィラキシーとかありますけど、それ以外の何か生死に関わるようなものが多く出るということは、今、先行接種している諸外国では出てないというのが現実、事実だろうというふうに思います。 この後、何がどう出るか確かに分からないところもあるので、何か新しい情報が出れば、それは速やかに、いい情報も悪い情報もオープンにして、このワクチンについて、ワクチンを受けるか受けないかは個人の自由ですから、最終的には個人の判断になりますんで、個人の判断に資するようにできるだけ情報はフルオープンにしていくと。そしてわれわれも情報発信というのは積極的に、ちょっと直接な情報は受けないからなかなか難しいんですけど、発信できる情報は発信していきたい、それは国にもぜひ、厚労省が取りまとめるわけですから、情報発信、適切な情報発信をしてもらいたいと思います。