自民総裁選 党青年局・女性局の公開討論会(全文4)北朝鮮拉致問題にどう取り組むか
拉致問題、1対1の対談の場つくりたい
常田:北朝鮮による拉致問題の解決は、国として国民の生命と安全に関わる重大な課題です。拉致被害者のご家族の皆さまもご高齢となり、一刻の猶予も許されません。この現状を踏まえ、拉致問題の解決について、今後の展開などのご見解をお伺いします。 牧島:質問は北朝鮮による拉致問題についてです。高市候補、お願いします。 高市:特に青年局の皆さまには毎年、毎年、街頭活動でこの拉致問題の解決に向けてお訴えを続けていただいております。心より感謝を申し上げます。何度か一緒に街頭活動を続けてまいりました。これはもう最重要課題の1つでございます。非常に今、困難な状況の中にもありますけれども、やはりご家族の高齢化を考えますと、もはや一刻の猶予もございません。なんとかあらゆるルートを模索しながら、1対1の対談の場を私はつくりたいと思っております。なんとしても、乗り込んででもしっかりと話してくる。それから国際社会に向けて、もっともっと日本は発信しなければなりません。ちなみにNHKは受信料で成り立っていますが、税金投入されているのは国際放送でございます。もっともっと放送してください、拉致、放送。拉致の問題を発信していただきたいと考えております。 牧島:野田候補、お願いします。 野田:少し厳しいことを言います。拉致の問題は安倍政権、菅政権の重要な問題解決の1つだったと思います。しかしながら私たち自民党にいて何か前進したかっていうようなことは、私自身は何も聞いていません。先日、北朝鮮のミサイルのことで緊急の会議をやりました。そのときも北朝鮮がトマホーク級の1500キロの巡航ミサイルを飛ばしたということでの会議だったんですけれども、これもその時点では日本政府は分からない。これはアメリカと韓国からの情報をいただかないと分からない、北朝鮮にはルートがないっていうことをはっきりおっしゃっていました。 私はそこが問題なんだと思います。力強いことを言うだけでなくて、やっぱりインテリジェンスとか、そういうものをしっかりとつくっていくということをひそかにやることが拉致の解決に当たると思います。今のところは、そこはまだ滞っているんではないかと私は疑念を持っています。 牧島:河野候補、お願いします。