「サイド転向直後に現役ドラフト」楽天→広島も1年で「戦力外だよな、そりゃ」トライアウト10日後…内間拓馬26歳が“沖縄でも“投げるワケ
2024年11月24日、3回目のジャパンウィンターリーグが開幕した。11月後半~12月の1カ月弱の期間、温暖な沖縄の地に、日本、海外から野球選手が集結し、リーグ戦を戦う。 【貴重写真】「ほ、ほそい…」大谷17歳、ガリガリでも衝撃の特大HR(号泣姿も)。ヤンチャそうなダルに田中将大や松坂、学ラン姿の張本、無名時の山本由伸…名選手160人超の高校時代を見る 今季からNPBの西武、楽天、DeNAが選手を派遣。また中国はU23の代表選手を中心としたチームで丸ごと参戦。台湾プロ野球(CPBL)、韓国プロ野球(KBO)からも参加。日本からはトヨタ自動車、Hondaなど社会人野球、独立リーグの選手も参加している。 さらに海外からはマイナーリーガーや自国のプロリーグ、大学リーグなどでプレーする選手も参加。総勢140人余が、アドバンス、トライアウトの2リーグ6チームに分かれて、リーグ戦を行う。
楽天ドラ4、広島戦力外の内間が
11月22日、那覇空港では歓迎式典が行われたが、選手を代表して報道陣の前に立ったのは内間拓馬だった。 亜細亜大から2020年ドラフト4位で楽天に指名され、2023年オフには現役ドラフトで広島に移籍したが、今オフに戦力外を通告された。11月14日の12球団合同トライアウトでもマウンドに上がったが、ジャパンウィンターリーグにも参加を決めた。 地元・沖縄出身ということもあり、囲み取材となったが、内間はやや固い表情で「チャレンジする気持ちをもって取り組みたい」と語った。 内間拓馬は1998年生まれの26歳。県立宜野座高校に進む。 「高校時代は、1年秋から投げてはいましたが、3番手くらいの投手でした」 本格的にマウンドに上がったのは、亜細亜大学に進んでからだ。 「とにかくバッターが“待っていない球”を投げようと思っていました。バットの芯に当てさせない、バッターを気持ちよくさせない投球と言うか。ヒットを打たれても、バッターが気持ちよくないスイングであればOKだと思っていました」 それは、頭脳派ということ? そんな質問に対して、こう答えた。 「そうですね。球速は150km/hそこそこでしたが、先発でどうやってチームを勝たせるかをずっと考えていました。大学では、先発で投げさせてもらいましたが、自分の良さを出すというより、調子がよかろうが悪かろうが淡々と相手を抑え込む。ゲームを作って、勝ちに繋がるようなピッチングをするのが僕のスタイルでしたね」