【中日】守護神ライデル・マルティネスの気になる去就 OBからは「DeNA入りは阻止して!」の声
中日OBの間からライデル・マルティネス投手(28)の〝DeNA流出〟を危惧する声が続出している。DeNAは中日にとって4年連続で負け越している天敵だけに、元バッテリーコーチの金山仙吉氏(73)も「ライデルがDeNAにいけば、大変なことになる」と心配している。 今年で3年契約が切れるマルティネスは球団の保留者名簿から外れ、12月に自由契約選手として公示される見通し。今季43セーブ(2勝3敗、防御率1・09)でセーブ王に輝いたマルティネスが他球団に流出すれば、ドラゴンズにとって大きな痛手だが、何といっても怖いのがライデル獲得に意欲的だといわれているDeNAの存在だ。 DeNAには今季9勝15敗1分け、2023年が8勝16敗1分け、22年が6勝18敗1分けと立浪政権での3年間は完全にカモにされていた。それだけに金山氏は「ただでさえ打撃がいいチームにライデルが入れば、相当な戦力アップになる。逆に中日は大幅な戦力ダウン。何がなんでもDeNA入りは阻止してほしい」と訴える。 他のOBの間からも「DeNAには今永資金があるから中日は苦しいんじゃないか」「DeNAがライデルを獲得すれば、来季の優勝候補筆頭だよ」という声まで出ているほどだ。 マルティネスは21日に中部国際空港からキューバに帰国したが、金山氏は「残留のために球団はキューバまで行ってもう一押し、誠意を見せた方がいいんじゃないか」と進言する。くしくも来年の中日の開幕カードは敵地でのDeNA戦となっている。9回表、横浜スタジアムのマウンドに上がったマルティネスが竜打線の前に仁王立ち。そんな未来にならなければいいのだが…。
東スポWEB