三木谷会長”怒りツィート”が効いた?!JFAとJリーグがW杯予選後の日本代表国内組の隔離期間短縮を政府に嘆願へ
現状ではサウジアラビア戦翌日から隔離された国内組が、それぞれの所属クラブに合流できるのは2月16日となる。直後の18日から明治安田生命J1リーグ2022が開幕するだけに、FW大迫勇也が隔離対象となるのが確実な神戸の三木谷会長は黙っていられなかった。怒りが込められたツイートを12日夜に3連投している。 <日本で行われる代表戦に出た選手は2週間隔離しろと「政府」と「協会」から来た。移動の自由、人権、営業権の侵害だ。海外から来た選手は即練習で、戻って海外で則プレー。頭おかしんじゃないの??> <そもそも給与もこちらが払ってるのに、代表に出して拘束。話にならん。> <そもそも政府に日本にいる人間がサッカーの代表戦に出たというだけで、行動を制限する法律的な権利はないと思う。裁量行政の濫用だ。>(すべて原文ママ) おりしも政府分科会や厚生労働省の専門家会合メンバーは13日、オミクロン株感染者の濃厚接触者が自宅や施設で待機する期間を14日間から10日間に短縮。さらに社会活動の継続が必要な場合は、7日間への短縮も検討すべきとする案をまとめた。 こうした動きを把握した反町委員長は「であれば、我々としても」と明言。 JFAの田嶋会長とJリーグの村井チェアマンの連名による、期間の短縮など隔離義務の緩和を求める嘆願書を政府へ早急に提出する準備を進めていると明かした。 「政府には感謝しつつも、代表活動期間中のバブルや活動後の個人的なバブルを含めて、これまでも厳粛に実施してきた実績を踏まえて、ぜひともそういう(緩和の)方向に変えていただきたいと強く思っています。大変な作業になるかもしれませんけれども、クラブの意向が受け入れられるように、できることは全部やっていきたいと考えています」 ウズベキスタン戦は中止になったが、国内組だけがすでに招集されている代表合宿は予定通り17日からスタートする。21日には対外試合を予定していて、オフ明けで始動して間もないJクラブ以外で対戦相手を探している。一夜明けた22日にはアジア最終予選の2試合へ臨む、ヨーロッパ組を含めた代表メンバーが発表される。 「日本サッカーの今後を占う大きな試合ですから、ベストのメンバーを選択して、ベストのゲームをして、ベストの勝ち点を取る。当然ながらこれに尽きると思います」 こう語った反町委員長は、最終的には政府の方針に従うとも強調した。