【C大阪】退団の清武弘嗣「僕はまだまだ引退しない」サポーターと別れ惜しみ来季J2大分へ復帰
今季限りでセレッソ大阪を退団する元日本代表MF清武弘嗣(35)が23日、大阪市の本拠地ヨドコウ桜スタジアムでお別れセレモニーを行った。 【写真】セレモニーに駆けつけた山下達也らと記念撮影する清武弘嗣 シーズンオフまっただ中の12月下旬に、退団選手のセレモニーを行うのは異例。平日夜の開催にもかかわらず、1913人ものサポーターが駆けつけた。 C大阪に計10年在籍したレジェンドは、17年度のクラブ初タイトルとなるルヴァン杯と天皇杯の2冠獲得に貢献するなど、MF香川真司(35)と並ぶ功労者。来季は古巣のJ2大分トリニータに完全移籍することが決まっている。 清武は約7分間のスピーチで「正直、17年に(欧州から)帰ってきて、今日まで自分が思い描いていたサッカー生活ではなかった。けがばかりでこの7年半、稼働率がむちゃくちゃ悪くて。すごく悩んでます、今も。けどそんな時に、支えてくれたのは、ここにいるサポーター」と感謝。 さらに「でもこの10年、このクラブのためにやったという自負はあります。僕はいなくなるが、これからも残る選手、新しく来る選手、これからもC大阪を応援してほしいなと思う。僕はまだまだ引退しないので、これからも、僕のことを応援してくれたらうれしいです」と言葉を絞り出した。 清武との別れを惜しみ、DF西尾隆矢(23)や今季限りで引退の主将DF山下達也(37)、MF喜田陽(24)ら多くの選手も駆けつけた。 セレモニー後、清武は来場者全員とハイタッチし、最後まで別れを惜しんだ。 ◆清武弘嗣(きよたけ・ひろし)1989年(平元)11月12日、大分市生まれ。大分の下部組織から08年にトップ昇格を果たし、10年C大阪へ完全移籍。12年7月にニュルンベルク、14年7月ハノーバー、16年6月セビリアへの移籍を経て、17年2月にC大阪復帰。12年ロンドン五輪、14年W杯ブラジル大会日本代表で、国際Aマッチ通算43試合5得点。J1通算269試合41得点。172センチ、66キロ。