「お弁当の味は1.5倍濃いめでいい」 モデル・亜希さんが“食べない子"を持つ親御さんへアドバイス!
子どもの「弁当作り」は面倒に感じない
小竹:東京に出てアイドルからモデルに転身し、結婚・出産をして2人のお子さんを育てていらっしゃいますが、子育て中の食事ではどのようなことを意識していましたか? 亜希:現役の清原さんのプロ野球の世界を経験した後の出産だったので、体はもちろん、生きること全てに食べ物や料理が関わってきて、パフォーマンスを上げるのも料理だということを結婚して1~2年は感じながらの子育てでした。だから、子どもたちの料理にも結構こだわりはありました。 小竹:いろいろと勉強もされたのですか? 亜希:勉強というより独自なのですが、お湯で溶くベビーフードは一切使わず、全母乳で缶のミルクも使わず、自分の口に入れたときにおいしいと感じるものを食べさせたいという思いでずっと子育てをしていました。 小竹:私も母乳で育てたのですが、ケーキを食べるとおっぱいが詰まったんです。そこで本当に自分が食べたものが子どもにいくのだなと実感しました。 亜希:わかります。そういう意味では、私は自分に置き換えて料理をしていました。トレーもプラスチックより陶器で食べたほうが絶対においしいと思うし、コップもグラスのほうがいいので、子どもにも小さいときからそうしていました。 小竹:お子さんが小さいときは割と厳しめに躾などをされていたのですか? 亜希:厳しめだしうざいしうるさいし、レールに乗せようとしていましたね。完璧を求めちゃったかもしれないです。料理に関しては全く無理はしていないです。ただ、人に会ったときの印象などに関してはすごく言っていたかもしれないです。 小竹:全くイメージがつかないです。 亜希:ここまで大雑把になったのは、離婚した後くらいからですね。1人になって男役も演じなきゃいけない部分もあったので、男口調で言う日もあったりしてどんどんざっくりな感じになっていきました。 小竹:お子さんのお弁当を18年間ずっと作っているそうですが、面倒だと思ったことはないのですか? 亜希:それがないんです。不思議ですよね。でも、毎日お風呂に入るとか、毎日洗濯するとか、毎日掃除機をかけるとかはすごく嫌なんです。 小竹:わかります、それ! 亜希:愛する人に作れるという環境があったことが私のモチベーションにはなっていましたね。これが会社勤めしている旦那さんに作るお弁当で、18年間一度も面倒に思わなかったかと言われたら絶対に面倒に感じたと思います(笑)。 小竹:それもわかるかも(笑)。 亜希:やっぱり子どもだったからかなとも思うし、料理が好きというのも根底にはありますね。掃除機は1年かけなくても大丈夫ですから(笑)。全てを1位にすると疲れちゃうので優先順位をつけることも大事だと思います。私は食が1番です。