佐藤万璃音、2025年もWECとELMSの並行参戦が決定。LMP2プロ・アマでジャービスと共闘へ
ユナイテッド・オートスポーツは12月2日、日本人ドライバーの佐藤万璃音をELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2プロ・アマチームに追加することを明らかにした。 【写真】開幕戦で3位表彰台を獲得した佐藤万璃音 事実上、アンディ・メイリックの後任となる万璃音は、同チームから継続参戦するダニエル・シュナイダーとオリバー・ジャービスのペアに加わり、彼らとともに21号車オレカ07・ギブソンをシェアする予定だ。 25歳の万璃音は、来季2025年のWEC世界耐久選手権に、引き続きユナイテッド・オートスポーツが運営するマクラーレンLMGT3プログラムの一員として出場することが決定済み。そのため、今回のELMS参戦決定により2年連続でダブルプログラムに着手することとなった。 「WECプログラムに加え、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズをユナイテッド・オートスポーツとともに継続参戦できることを、心から嬉しく思っています」と万璃音。 「自分をサポートしてくださっているすべての皆さんと、自分を信頼してくれたチームの全員に感謝しています」 「2023年はオリバー・ジャービス選手とともにELMSでは素晴らしいシーズンを送ることができました。それに加えて今年、ダニエル・シュナイダー選手のレースに対する真摯な取り組みと成長ぶりをずっと見ていて、我々3人が組めば、素晴らしい成績が残せるはずだと確信しています 万璃音は今季、ベン・ハンリー、フィリップ・ウグランとともにユナイテッド・オートスポーツの主力LMP2ラインアップの一部を形成し、ドライバーズランキング10位への道のりで表彰台を獲得した。 彼のコメントにもあったように、来年プロ・アマクラスに移籍する万璃音は、チャンピオンシップ2位に上り詰める過程で3勝をマークした2023年の成功したキャンペーン以来、初めてジャービスと再会を果たすこととなる。 プロ・アマのラインアップを明らかにした英米チームは、姉妹車である22号車オレカを引き続きシリーズに投入する一方、23号車オレカの運営を停止しELMSのプログラムを2台体制に縮小することを明らかにした。この22号車のドライバーに関しては2日時点でベン・ハンリーのみ決定している。 [オートスポーツweb 2024年12月03日]