【空から撮った鉄道】「赤い電車」京浜急行電鉄を空から見てみよう〔品川~横浜〕
赤い車体は上空からよく目立つ
品川駅泉岳寺方の引上線に停車する京急1000形。東側では「品川開発プロジェクト」が進行する。写真中央部の長方形の開削部には地層状の斜面が露出する。おそらく高輪築堤の一部分であろう。石垣は撤去されているようだ(2021年10月6日、吉永陽一撮影)。
京浜急行電鉄は私が物心ついた時はとっくに「京急」と呼ばれ、正式名称の方はあまりピンとこないほど、京急の名がしっくりきます。京急は赤い車体に白帯が目印の大手私鉄で、特急よりも早い快速特急「快特」の種別があり、電車はグングンと加速して疾走するイメージが強いです。 というのも、子ども時代に初めて京急の快特へ乗車して三浦海岸へ出かけた際、あまりの速さに目を丸くした覚えがあるからです。疾走するイメージは私だけかと思ったらそうではなく、京急=俊足と連想する人も多いと聞きます。線路幅は1435mmの標準軌。ステンレス車両が増備されつつあるも赤い車体色は健在で、それが京急のアイデンティティともいえましょう。
本文:2,275文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
吉永陽一(写真作家)