40歳、2児の母が153.5kgを挙げて日本一に!100均店長の妻が、公営ジムでパワーリフティングを始めてメダルを獲るまで
◆一周回って、「力持ちキャラ」に 妻にここまでパワーリフティングにのめり込んだ理由を聞くと「子供の頃から色々趣味とか特技とか模索して、ずっと向いているものが見つからなかった。でも40歳になって初めてそれが見つかったからただ愚直にやっているだけ」との答えが。 妻の体格は今鍛えてることもありガッチリしているのですが、小学生の頃からそうだったとか。 昭和の子どもは、男らしさ、女らしさを求められ、女の子なのに「力持ちキャラ」と言われるのが恥ずかしかったのだとのこと。 なので、手芸部や吹奏楽部に所属。ところが吹奏楽部ではフルートがやりたかったのに、体格が災いしてテナーサックスの担当に。 その後、足が速かったので陸上部でスプリンターになろうと試みるも、砲丸投げを勧められたため入部を断念。 大学生になり、化粧映えすることが分かり、一躍モテるように。 女性がバイク乗りだとかっこいいのではと乗り始めるも、イマイチ興味がわかず、ただの移動手段と化したとか。 社会人になり、ベリーダンスを始めますが、いくら練習しても上手くならない。自分には音感がないと3年でリタイア。 そしてパワーリフティングとの出会いがあるのですが、「時代の多様性が追い風になっている」と妻は話します。 ようやく自分の「力」が生かせるとも。 強い女性が受け入れられる、むしろカッコいいとさえ言われる社会。 SNSでもアンチはいないようで、大会や練習中のバッチリメイクやおしゃれファッションにも手ごたえを感じているのだそう。 一周回って、「力持ちキャラ」に戻ったと笑う妻。 筋肉が隆々と盛り上がった背中を見るにつけ、「この人についていこう!」と思わされます。 (笑) 妻は来年開催される「アジアンパシフィックアフリカ大会」への出場が決まっています。 「日本一の力持ち」が世界一になれるように、夫としてこれからも応援していきます! 【小林和沙】 1983年生まれ 2023年5月パワーリフティングデビュー 全日本パワーリフティング選手権大会マスターズクラシック部門優勝 全種目東京都記録保持 デッドリフト全国記録保持153.5kg 2025年開催のアジアンパシフィックアフリカ大会出場権獲得 推し種目デッドリフト 女子力とバーベルをあげるのが趣味 好きな言葉 思い立ったが吉日 目標 強い美人 instagram
中森勇人
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